book662(「自己年金制度」のご案内?)




■「若い時から年金を受け取れますよぉ」、「ほわぁ、、、」。


さぁ、新しい詐欺の登場です。

オレオレ詐欺、振り込め詐欺、還付金詐欺、など色々とバラエティに富んだ詐欺が世の中にはありますが、今回新登場したのが「自己年金制度」詐欺です。


高齢になるのを待たなくても30歳から受け取る事が可能となっています。これがウリの自己年金制度。

日本年金機構でもこの件について案内されています。
http://www.nenkin.go.jp/n/data/service/0000016803mPFdSVzrc5.pdf

不審メールのサンプルもありますので、受け取っていない人は見てみてください。


私は直接にメールを受け取っていないので、Twitterやfacebookで自己年金制度が話題になっていたので、「なんじゃそりゃ?」と思いつつ、メールの内容が気になっていたのですが、日本年金機構がサンプルを公開したので、私も機構のウェブサイトで初めて内容を知りました。

読んでみると、30歳から受け取れる年金らしいので、おそらく、若い人に詐欺メールが送られているんじゃないかと思います。

年金制度なので、リンク先にアクセスさせて、毎月一定のお金を振りこませるタイプか、それとも一括で掛け金を振り込ませて後から年金を受け取れるように思わせるタイプなのか。どちらかでしょうね。

この手の詐欺は、「まずお金を払わせよう」とするのが特徴です。払ったらもうそのオカネは帰ってこない。


加入できる人数に限りがあります。今から加入すると年金が上乗せされてオトクですよ。加入できる期間が短いのでお急ぎください。

こんな感じで相手を焦らせて、アレヨアレヨとオカネを振りこませるのが一連の流れ。


20歳代の人は注意ですゾ。





■若い人たちに送られている詐欺メール。


30歳からの年金ということは、おそらく、20歳から30歳の人たちをメインターゲットとした詐欺です。

この年代の人達は、TwitterやLINEを使っている人も多く、スマホのゲームに馴染んでいる人もいて、アカウント取得にメールアドレスを提供することに抵抗感があまりない世代のはず。

LINEをはじめとするメッセージングサービスは、メールアドレスがなくても誰かにメッセージを送ることができるので、こういう詐欺メッセージを用意に送れます。

今回はフォーマルなメールのようですが、20歳代の人たちのメルアドリストが詐欺な人たちに渡って、こういうメールが送られたのかもしれません。

おそらく、メールだけでなく、メッセージングサービスでも同様の内容が流れてくる可能性があり、20歳代の人たちは気をつけてください。

社労士として言いますが、自己年金制度なんて公式にはありませんからね。日本年金機構の名前が出てくると、さも公式っぽい感じがしますが、公的な年金ではないです。


こういうメールを、「こりゃあ、怪しいゾ」と感じ取れるのも、ネットを使う際に必要な能力なのでしょうね。


山口正博 社会保険労務士事務所
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