book643(就活には受験料が必要です。)



本気の人だけを集めたい。


12月に入り、大学生の就職活動するシーズンになり、人材関連の話題が増えてた感じがします。

ドワンゴが人材募集でちょっと変わった工夫をするようです。

ドワンゴ、新卒入試で受験料を徴収へ--「本気の方だけ受験してほしい」
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/computer/nikoniko/?id=6099104


今では、ネット環境が充実してきて、企業へのエントリーもネットで完結できるので、数社だけにエントリーするのではなく、企業に片っ端からエントリーし、一人で数十、数百のエントリーをする人もいるのではないでしょうか。

そのため、そんなに入りたくもない企業でも、「とりあえずエントリーだけしちゃえ。どうせタダだし」という気持ちになっている学生もいるはず。

受験の頃にできあがった「滑り止め」の感覚で就活にもアプローチするのでしょうね。

確かに、滑り止めは多ければ多いほど安心するのでしょうから、なるべく多くの企業にエントリーしておくのは、学生の感覚としては妥当です。


しかし、企業にとっては、本当に自分のところで仕事をしたいわけじゃない人まで集まってきてしまうので、採用作業に負担がかかる。

だから、何らかのフィルタリングを実施して、応募者を選別するのですね。






事前の課題を出すと、応募者を選別できる


ドワンゴでは、応募者に2,525円の受験料を課すことで、「とりあえずエントリーだけしちゃえ。どうせタダだし」という人を排除するようです。

これは良い方法ですね。

このように、事前にハードルを課せば、とりあえずエントリーしてくるタイプの学生はエントリーを避けようとするでしょうから、採用作業の負担を軽減できる。


会社は変わりますが、ライフネット生命では小論文を事前に課すことで、応募者の選別をしています。

ドワンゴと同様に、事前に課題を出すと、応募者を選別できるので、小論文も有効ですね。


就活での受験料は珍しいけれども、これも応募者を選別するには有効だと私は思います。


ドワンゴは集めた受験料を寄付に回すみたいですけれども、他の用途で使うのもアリです。

例えば、入社時の歓迎会の費用に使うのもいいかもしれない。この方法ならば、集めたお金を入社した人達に還元できるし、歓迎会の内容も充実する。さらに、ビンゴゲームでもやって、賞品を用意することもできるのではないでしょうか。


おそらく、ドワンゴは今回の件がネットでバズられることを想定していたんじゃないか。

人材募集の際に受験料を設定することで、応募者を選別しつつ、ドワンゴの知名度を上昇させる。まさに一石二鳥の施策になっている。


私がこうやって書いているのも、ドワンゴの思う壺になっているのかもしれない。



山口正博 社会保険労務士事務所
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