book624(スマホの写真でお店がガラガラ閉店。)




■悪ふざけでお店が潰れる。


アイスクリームを販売するケースに入って、その写真を撮影し、Twitterにアップロード。

ステーキ店の冷蔵庫に入った写真をアップロード。


インターネットでは、ときに珍妙なことをする人が登場します。

誰もが情報を発信できるために、インターネットは玉石混淆な状態で、とても有益な情報もあれば、上記のように常軌を逸した振る舞いが公開されることもあります。


第三者の立場ならばアハハと笑っていられるでしょうが、当事者の立場を考えると、もう顔面蒼白なのではないでしょうか。


この手のことが起こると、会社にとっては脅威で、一定期間休業するか、閉店しないといけなくなる。

悪ふざけをした本人は、「まさかこんな大惨事になるなんて、、、」と思うでしょうし、経営者は、「まさかこんなことが起こるなんて、、、」と思うはず。


スマホが普及して、高性能な通信機器が手元にあるので、ときにイタズラな気持ちで悪ふざけをネットにアップしたくなるのかもしれません。

ただ、悪ふざけといっても、上手な悪ふざけと下手な悪ふざけがあって、前者ならばときに称賛を集めることもありますが、後者の場合に集まるのは非難だけです。



上記のような事件が起こると、スマホでヘンなことをされて商売に悪影響がでないように、労務管理でスマホの扱い方を管理しないといけなくなる。

ケータイの使い方まで会社が関与しないといけないのかとウンザリするところですが、放置していると、想定外のことも起こりかねない。



もちろん、おかしなことをする人はごく少数でしょうから、そこまで敏感にならなくてもいいとは思います。ただ、職場でのケータイの使い方については、ちょっと啓蒙する必要があるかもしれません。




■なんでも「なう」する。


近頃は、何でもかんでも共有する風潮があって、自分が撮った写真、知ったこと、見たこと、聞いたこと、食べたものなど、片っ端からネットに投稿する人もたくさんいます。

別に他人に見せなくてもいいんじゃないかと思える写真、お昼に食べた食事の内容、「ああ、眠い。もう寝るなう」などという独り言。果たして、どういう目的があるのかよくわからないような情報がワンサカあって、見ている側はもはや無関心でやり過ごすしかないぐらいドンドンと情報が流れてきます。

人の関心を集めるような投稿。何か役に立ちそうな投稿。有益な情報を知らせるための投稿。そのようなものであれば良いのでしょうが、純然たる自己満足の投稿となると、その意味を考えないといけなくなります。

スマホはスマートフォンと言われますが、使う人間がスマートでないと、スマートフォンも台無しです。



インターネットサービスによっては、共有機能が当たり前のように備わっていて、利用者が意図せぬ動作をしてしまうものもあります。

例えば、Googleグループの閲覧設定などもその例です。

特定のグループでメーリングリストを運用しているならば、グループ外の人はその内容を見れないようにするべきですし、メーリングリストに参加している人もグループの人だけがメールを見ていると思って使っているでしょう。

Googleグループのサイトで調べると、2013年8月13日時点でも、未だに不特定多数に公開されているメーリングリストがあります。私が調べた所では、大学のゼミナール内で運用されているメーリングリストが公開されており、合宿に関する情報が外部の人でも閲覧できるようになっていました。

私もメーリングリストを使った経験がありますが、参加者内でメールの内容を見るものであって、不特定多数に見せるものではありませんでした。打ち合わせの内容だとか、飲み会の案内など、対象者には意味のある情報ですが、不特定の第三者には意味のない情報です。ゆえに、メーリングリストの内容は、特定の人だけが閲覧するものというのが普通のありかたです。

とはいえ、もちろん例外はあります。例えば、オープンコミュニティでメーリングリストを運用している場合は、不特定多数の参加を想定していますので、その内容も公開されています。ですので、すべての場合で「メーリングリスト=一部の人だけが閲覧可能」という設定になっているとは限りません。




ケータイ関連で、あるあるネタとしては、
1,職場の電源で充電。
2,職場内をカメラ機能で撮影。書類やホワイトボードもカメラで撮影できます。
3,業務に関して知ったことをネット上で投稿。

他にも、盗撮とか、私用で電話やメールをするというものもあります。


私物ケータイの持ち込みを禁止してもいいのですけれども、仕事でケータイを使っている職場もあるので、一括りに持ち込み禁止にすると支障が出るところもあるでしょう。

業務中は、専用のPHSや携帯電話を用意するとか、店内放送や内線連絡網などを使うなどをすれば、私物の携帯電話を使わないようにはできます。

とはいえ、どこの会社でも同じようにできるわけではないので、次善の策というところです。



1,就業規則に持ち込み禁止の規則を作り、違反したら懲戒処分にするのか。ちなみに、懲戒処分を実施するには就業規則に根拠が必要です。

2,規則までは作らず、職場でのケータイの使い方を教育する(業務に関連する写真や投稿はしないように)にとどめるのか。朝礼や夕礼などの時間に、ケータイの使い方に関するプリントを配布して、教育するのもいいかもしれません。

3,業務用のPHSや無線機などを用意するのか。私物のケータイは業務中は持たせないように。

4,特に制約は課さないのか。

どの選択をするか。それは会社ごとに違います。

山口正博 社会保険労務士事務所
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