book490(仕事中のケータイと仕事中の喫煙。)




■前者はダメで後者はOK?



人は、「喫煙する人(以下、喫煙者)」と「喫煙しない人(以下、非喫煙者)」の2つに分かれます。

仕事場でも家庭でも、どこかの人の集まりでも、喫煙者と非喫煙者に人は分けられると思います。

喫煙する人の傾向として、一定時間を経ると喫煙します。この時間の感覚は人によって違いますが、15分に1回とか30分に1回、1時間に1回の感覚で喫煙するはずです。

ご存じの方も多いかと思いますが、仕事場で喫煙する人がいると、その人は一定間隔で喫煙の小休止をしますよね。休憩時間ではない小休止(ちょっと一服)という名目で、喫煙場所に移動するなりして喫煙するわけです。

そこで問題になるのが、休憩時間以外に喫煙する場合と休憩時間以外に携帯電話で私用の電話やメールをする場合の違いです。もちろん、携帯電話の私用に限ったことではなく、飲み物を飲むとか、何かを食べるとか、運動するなど何でも構いませんが、喫煙とそれ以外での対応の違いが今回の焦点です。

休憩時間以外に喫煙しても苦言が呈されることは少ないが、休憩時間以外に携帯電話でメールを送受信したり、何かを食べたりすると「休憩時間ではないからダメ」と言われたりするわけです。

では、上記の両者の違いは何なのでしょうか。







■影響力の高い人ほど喫煙者。



なぜ、喫煙だけが特別扱いされて、それ以外の活動は制約されるのか。この疑問を抱いている非喫煙者の方は少なくないはず。「休憩時間ではないのに喫煙できる、、、、何かヘンだよね」と。

喫煙する人は喫煙しない人に比べて、仕事に使っている時間が少ない。そのため、非喫煙者からすれば、喫煙を口実にサボっていると思えるかもしれない。もちろん、仕事は時間に比例するとは限りませんから、仕事に使っている時間の多い少ないという点は必ずしも指摘するところではないかもしれない。ただ、時間単位で賃金が決まっているパートタイム社員だと、喫煙者と非喫煙者で賃金に差が出るので、喫煙は休憩時間のみと決めている職場もある。


また、身分の高い人や年齢の高い人ほど喫煙者が多いという点も、喫煙が職場で特別扱いされる理由になるかもしれない。自分は非喫煙者だけれども、上司は喫煙者という環境だと、上司が仕事の合間に喫煙していても苦言を呈しにくいはず。立場が逆ならば指摘もしやすいでしょうが、上の立場の人が喫煙者だと環境を変えることが難しいわけです。喫煙者が多い環境ほど、休憩時間ではない時間に喫煙していても特に何かを言われることもなくなる。


やはり、喫煙も他の活動と同じように休憩時間に限るのが妥当かもしれない。

山口正博 社会保険労務士事務所
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