book411(「女性休暇」の付与単位)





■何だか取り扱いにくい名称だ。



ご存知のように、労働基準法68条には、いわゆる生理休暇について書かれていますね。

この生理休暇という名称ですが、私にはどうも気に入らない名称です。

女性しか使わない休暇ですし、休暇として使うからには請求しないといけないはず。ただ、休暇を請求するといっても、「女性の上司に請求する場合」と「男性の上司に請求する場合」では、請求する女性社員の気持ちも変わるのではないでしょうか。

女性上司ならば同じ女性ですから、生理休暇を請求することに差し支えは無いものの、男性上司に生理休暇を請求するのは、ちょっと気持ちに引け目を感じるはず。

そのため、就業規則で生理休暇について書く時は、生理休暇ではなく、何か別の名称を使うことをお勧めします。私は「女性休暇」という名称が良いのではないかと思っています。

表現を変えるだけで、人の感じ方は変わるものですからね。

例えば、「便所掃除」ではなく、「トイレ クリーニング」と言い換えると、ちょっと感じ方が変わるのと同じですね。






■1日単位に限らなくてもよい。



休暇というと1日単位を想定しやすいですが、労働基準法では「1日単位で使わなければいけない休暇」というのは特にありません。有給休暇も、付与は1日単位ですが、使用は1日とか決めていませんからね。

それゆえ、女性休暇も、必ずしも1日単位で取得しなくてもよいのです。


体質や体調によって状態は変わるのでしょうから、均一に扱うこともないのですね。

午前中だけとか、午後だけでも良いですし、3時間だけの休暇でも構わないのです。


では、休暇の日数はどのように決めるのかというと、この点に客観的基準はありません。

体質や体調によって状態は変わるのですし、個人差がありますので、一律に休暇の日数を決めることが難しいからでしょうね。

ちなみに、日数の上限を設けることはダメとのことですので、個々の場合ごとに日数を調整するしか方法はなさそうです。




山口正博 社会保険労務士事務所
大阪府大東市灰塚6-3-24
E-mail : mail@ymsro.com

© 社会保険労務士 山口正博事務所