あやめ社労士事務所 - 労務管理のツボをギュッと押す方法を考えます

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「頭を動かす前に手を動かせ」という困ったアドバイス

頭も大事

手だけを動かしていると、変な方向に向かっていても気づかない。

仕事では、「手を動かすのが主であり、頭を動かすのは従である」という価値観が残っていますね。

"ものづくり"という思想が好きな人からすると、手を動かして仕事をすることは良いことであり、頭を動かして仕事をしているのはあまり好ましくないと考えられるのかもしれません。


ゆえに、営業や生産の人は高く評価され、マーケティングや企画の人は評価が低くなる環境が出来上がることもあります。


しかし、オペレーションの方向を定めるのはマーケティングや企画、経営の人なのですから、手を動かす営業や生産の人だけで仕事を進めていると、南の方角に行きたいのに北の方角に進んでしまうという困った状況になります。


「頭だけで考えていてはダメ」という価値判断は正しいです。

しかし、だからといって頭で考えることを軽視してよいわけではありません。



 

頭を動かす仕事はもっとも人間らしい仕事。

人によっては、「頭を動かしながら、手を動かせ」というアドバイスをする人もいます。

頭を動かすことが大切であることは分かっているものの、どうしても手を動かすことを付け加えたい気持ちがあるのでしょうね。確かに、頭を動かすのはInputであり、手を動かすのはOutputなのでしょうから、両方を同時に進めれば便利だろうと考えるわけです。

しかし、人間というのはそんなに器用ではありません。


頭を動かしているときは、手元がおろそかになります。何か考え事をしながら手作業をしていると、物を壊したりします。コップの飲み物をこぼしたり、人が自分のことを呼んでいるのに気づかなかったりします。

頭を手を同時に動かすのは、口で言うほど容易くはないのですね。


それゆえ、仕事でも、手を動かす人がいるなら、頭を動かす人も必要なのです。


社員全員営業(ときには社長も営業をやっていることもある)という姿勢は、エネルギッシュで活発に商売をしているように感じれますが、いつかは頓挫します。コンパスなしで海を航海するようなものですからね。


「考える」ということは、人間の活動の中で最も価値が高いものです。

鉄道も飛行機もコンピューターも、全て人間が考えて作り出した物です


考える人材の評価が低くなる環境は何とも惜しいですね。


 

 

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