book328(時間差を設けて出勤する仕組み)






■会社の都合で出勤に時間差を設ける。



一般的に、始業時間と終業時間を固定している会社は多いですよね。

始業が9時で終業が18時というパターンが最も多いのでしょうし、始業が8時で終業が17時というパターンもあるでしょう。10時から19時というのもあり。


ただ、中には、時間差で勤務時間を分けている会社もあります。

例えば、「7:00~16:00,9:00~18:00、11:00~20:00,13:00~22:00」というように、勤務スケジュールのメニューをあらかじめ用意して、このパターンの中から勤務する時間を選ぶよいう働き方です。

しかしながら、上記のメニューを自由に選べるというものではなく、会社がメニューを選択できるとなると、不規則な勤務になってしまうため、都合が悪いと感じる社員さんもいるのかもしれません。


そこで、あらかじめ用意された勤務スケジュールの中からどのメニューを選ぶかという状況で、社員さんではなく会社が決めるのは妥当なのかどうかが疑問になります。







■勤務時間を決めるのは会社。



通常、勤務時間を決めるのは会社です。会社は、仕事の内容や量を勘案して人員を配置しないといけないですから、社員さんの勤務時間を決めることができます。ただ、フレックスタイム制度もしくはそれと同等の勤務制度を採用していたりすると、会社が勤務時間を決めることがやや難しくなります。

それゆえ、「7:00~16:00,9:00~18:00、11:00~20:00,13:00~22:00」というように、勤務スケジュールのメニューが用意されていたとしても、そのメニューを選ぶのは必ずしも社員さんとは限りません。

「今日は11:00~20:00で勤務だけれども、明日は7:00~16:00で勤務してください」と会社は社員さんに指示できます。

もちろん、勤務時間は固定されている方が望ましいのですが、勤務時間を固定するのは仕事の内容に合わないならば、必ずしも固定する必要はないです。

飲食店とか、運送業とか、営業時間が長い小売店だと、弾力的に勤務時間を変えないと人員配置ができないでしょうから、日ごとに勤務時間を変えることも必要なのです。


社員さんにとっては、不規則な勤務時間になりますが、「勤務時間に仕事を合わせるものではなく、仕事に勤務時間を合わせる」のが商売ですからね。




山口正博 社会保険労務士事務所
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