book317(変形休日制度はなぜ4週間で区切るの?)



■「4週間」というイビツな期間。


休日は1週間に1日が原則ですが、別のメニューとして、4週間で4日という変形休日の仕組みも利用できますね。

ところが、この変形休日という仕組み。何度考えても私はヘンな感じを抱くのです。

なぜ「4週間」という区切りを設定したのでしょう。

1週1日というメニューをそのまま拡張して4週4日にしたのかもしれませんが、どうも扱いにくい期間設定ですよね。

4週間というと28日です。28日という区切りで対応できるのは閏年の2月ぐらいですよね。

通常、1ヶ月は30日もしくは31日です(29日もまれに有り)から、4週間を少し超える日数が設定されています。

となると、どうも4週間の期間で区切ると締まりが悪いわけです。






■「4週間」から「1ヶ月」に変えるべき。


もし、4週4日休日の仕組みを作った発想が、「1週1日というメニューをそのまま拡張して4週4日とし、その期間の間で休日を割り振れば良いだろう」という内容ならば、形を変えて使いやすくするのが良いのだろうと思います。

「1週1日というメニューをそのまま拡張して4週4日」ならば、2週2日、3週3日、4週4日、5週5日、6週6日もできるのではないかとも思えます。ただ、あまり期間を長く取りすぎると、勤務日が集中しすぎて、働く人に負担がかかりますから、6週6日は選択できなさそうです。

しかしながら、1ヶ月に5日の設定ならば可能ではないかと思うのです。

1ヶ月の期間ならば、原則の28日(4週間)からすると、1日~3日ほど期間が延びますが、キリの良い取り扱いが可能です。

さらに、休日の日数も、1ヶ月に4日だと、1週1日の比率から考えて不足ですから、1ヶ月に5日の休日にするわけです。


こうすれば、週ごとではなく月ごとに区切りながら変形休日制度を運用できると私は思います。ただし、実現が可能かどうかは微妙ですね。

労働基準法の35条では、4週間という期間はMAXとして想定されているのか、それとも、1週1日の比率を維持していれば変形期間を変えることも可能と想定しているのか、という点について読み取ることはできませんからね。




山口正博 社会保険労務士事務所
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