book312(休日勤務の時間は時間外勤務の時間に含めない)




■一緒にまとめるか、別にするか。


ご存知のように、来年から、時間外の勤務が週60時間を超過した場合は、50%以上の割増賃金を支払うというルールに変わりますね。

労働基準法が改正されるわけです。


そこで、休日勤務した日の勤務時間を上記の60時間に含んで把握するのか、それとも、含まずに把握するのかが疑問になります。

つまり、休日勤務の時間も他の勤務時間と同様に、一緒にまとめて時間を把握するのか、それとも、休日勤務だけは別枠で取り扱うのかが分かれ目です。






■休日勤務は単独で把握する。



結論を先に言えば、休日勤務には35%の割り増し手当が既に充てられているので、さらにその上に25%や50%の時間外割増を乗せる必要はないのです。

他の勤務時間と一緒にしてしまうと、35%割り増しで評価された休日勤務の時間が、さらに上乗せで時間外勤務の時間として計算されてしまいます。

「休日の勤務といえども労働時間だから、他の時間と一緒に把握するべき」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。


休日勤務の35%割増には、時間外勤務的な評価も含まれているのです。

つまり、休日勤務に勤務するということは、想定外の勤務をするということですよね。ならば、休日勤務の割増は、「時間外勤務割増+休日勤務割増=休日割増」という構図になっているわけです。時間外勤務割増を包摂したものが休日勤務割増ということです。

ということは、35%割増の内訳は、「25%:時間外。15%:休日」と考えることもできなくはないですよね。

山口正博 社会保険労務士事務所
大阪府大東市灰塚6-3-24
E-mail : mail@ymsro.com

© 社会保険労務士 山口正博事務所