book311(法定休日を定める利点と欠点)




■法定休日の曜日を指定しようか、、、。



ご存知のように、法定休日とは、1週1日の休日のことですね(変形休日制を除く)。つまり、1週間に1日の休日は取って下さいという意味です。

ただ、1週間に1日の休日といっても、どの曜日に法定休日を設定するかという点までは指定がありません。

「日曜日を法定休日にしなければいけない」わけではないですし、「土曜日でないと!」とか、「いや水曜日だ」ということもありません。

「法定休日は日曜日でしょう?」と思っている方も多いようですが、法定休日の曜日は客観的に決まっていないのです。そのため、会社ごとに法定休日の曜日は違います。

さらには、法定休日の曜日を定めないのもアリなのですね。「今週は日曜日が法定休日だけれども、来週は金曜日が法定休日だ」なんてことも可能です。


そこで、「じゃあ、あえて法定休日の曜日を決める利点というのはあるの?」とか、「法定休日の曜日を決めていないと何か困るの?」と疑問を抱く人もいるかもしれませんよね。







■あえて言う程の利点は無いし、あえて言う程の欠点も無い。



結論から言えば、法定休日を定めることには特に利点も無いし、欠点もないです。

1週間に1日の休日があればそれが法定休日になりますから、どの曜日に法定休日が来ようとも支障は無いのです。


ただ、あえて言うならば、法定休日を定めておけば、もし休日勤務をしたときに、「法定休日勤務」なのか、それとも「法定外休日勤務」なのかが分かりやすいということでしょうか。

労働基準法の休日勤務は、法定休日勤務を意味しますので、法定休日の曜日が特定されていると、休日勤務なのかどうかが判断しやすくなります。


一方、法定休日を定めないならば、法定休日を変動させることができますね。

例えば、土日が休みの会社で、休日勤務をするとなると、土曜に勤務して日曜休む、もしくは、土曜に休んで日曜に勤務するスケジュールになると、休日勤務にならないのですね。つまり、土曜と日曜で法定休日を動かすことができますので、休日勤務を避けることが可能です。

もし、法定休日を日曜に固定していると、土曜に休んで日曜に勤務すると法定休日勤務になります。


あえて書くと上記のような内容ですが、利点と言える程の利点はないですし、欠点と言えるほどの欠点もないですよね。



山口正博 社会保険労務士事務所
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