book305(休日勤務は暦日を超えない、勤務単位は暦日を超える)



■始まりと終わり。


多くの方がご存知のように、法定休日に勤務すると、割増勤務手当が必要ですよね。

時間外は25%、休日は35%、深夜は25%と記憶している方も多いはず。


では、休日勤務はどこからどこまでなのでしょうか。つまり、休日勤務と判定される時間帯の始まりと終わりのことです。

例えば、法定休日の日曜日に、朝の11:00から翌日の午前2時まで勤務したとき、どこからどこまでが休日勤務でしょうか。


数直線的に書くと、

(Start)11:00 →→→ 18:00 →→→ 21:00 →→→ 24:00(0:00) →→→ 2:00(End)

というようになります。


この場合、休日勤務は24:00(0:00)まででしょうか。それとも、2:00まででしょうか。







■暦日を超えるか超えないか。


結論から言えば、答えは「休日勤務は24:00(0:00)まで」です。

なぜならば、休日勤務は暦日を超えることができないからです。なお、暦日とは、0:00から24:00までのことです。


一方で、勤務単位は暦日を超えることができます。つまり、勤務単位は11:00から2:00として扱われるのですね。他方、休日勤務は11:00から24:00までです。

上記の例は法定休日の勤務ですから、時間外勤務という概念が介在しないのですが、例えば月曜日に11:00から2:00まで勤務したとすると、20:00の段階で8時間の勤務になります(休憩は1時間と仮定)。その後、20:00から2:00までの勤務は時間外の勤務になるのですね。ここで注意することは、24:00の時点で勤務時間が切断することはないという点です

休日勤務ならば、24:00の時点で勤務時間は切断します(休日勤務の効果が終わる)が、勤務単位は切断することなく継続するのですね。


ゆえに、「休日勤務は暦日を超えられず、勤務単位は暦日を超える」と言えるわけです。



 

山口正博 社会保険労務士事務所
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