book281(休みの曜日を移動させるには合意が必要、、?)




■休みの曜日は固定されていなければいけないという"コダワリ"。


「土曜日は休みの日」、「日曜日は休みの日」と思っている人は多いですよね。「祝日は休みの日」と思っている人もまた多いです。

確かに、日曜日は休みとなっている会社は多かったですし、今でも多いです。また、週休2日制も定着して、土曜日曜はセットで休みと考えている人も少なくないですよね。中には、「法定休日は日曜日だ」と思っている人もいる。


人によっては、「休みの曜日は固定されているものだ」という思いがあるみたいで、土曜や日曜は休日であるべきだとか、祝日は休みの日であるべきだと決めつけるのですね。

ただ、そのコダワリは必ずしも一般化できないこともあります。





■曜日を固定していると、変更するには合意が必要になることもある。


働く社員さんだけでなく会社も、なぜか休日の曜日を固定したがるのですね。

労働契約書や就業規則で、「休日は日曜日とします」とか「休日は土曜日、日曜日、祝日とします」というように絞りをかけているのです。

絞りをかけることは悪いことではないのですが、就業規則や労働契約書で、「休日:土曜日、日曜日」と曜日を固定していると、休日の曜日を変更するのが難しくなります。

本来は曜日を固定しなくてもよいのに、契約書や規則であえて固定しているのですから、契約書や規則の内容が優先されてしまうのです。そのため、土日の休日を例えば日月に変えようとすると、社員さんの合意が必要になったりするのですね。休日の日数は変わっていないのに、曜日を変えるだけで手間がかかるわけです。


そこで、例えば、「休日は週2日とします」「休日は週1日とします」「ただし、祝日がある週は、祝日の日数分だけ休日の日数を増やします」というようなルールにしておけば、曜日の変更は容易になるのですね。


労働基準法には「週1日の休日」というルールはありますが、何曜日を休日にせよとまでは注文していませんので、曜日を指定せずに休日を運用することもできるのですね。

「法定休日なのだから曜日も固定していなければいけない」と考える方もいらっしゃるのですが、法定休日のルールは「週1日の休日」だけですから、法定休日といえども曜日を固定することまでは必要ないのです(ただし、固定する方が望ましいと言われています)。



 

山口正博 社会保険労務士事務所
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