2009/10/13【毎年決まった時期に時季変更権を使う】





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淡路島でポプラとコスモスを鑑賞してきました。

国営明石海峡公園(http://www.kkr.mlit.go.jp/akashi/)という場所です。

花の公園のようなところで、年中にわたって季節の花を咲かせているところなのですね。

あれだけのボリュームで花を観れば、花も良いなあと感じます。普段、あれほどの花を観る機会がありませんので、余計に良いと感じます。



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■毎年決まった時期に時季変更権を使う◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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固定的な時季変更は可能かどうか。
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■時季変更権の使い方に決まりがない。


一般に、有給休暇に対しては時季変更権というものがあり、
会社の判断でその時季を変更できるということはご存知の通りです。

忙しかったり、人が足りなかったり、特別に仕事が多い時期だったりという理由で、予定されていた休暇の日程を変更するというのが時季変更権の内容ですね。


この日程変更はその都度行われるのが通例なのですが、"固定的に変更しておく"ということは可能なのでしょうか。

例えば、3月は決算月なので、この月の休暇申請は全て時季変更の対象にすると事前に決めておくという方法です。つまり、3月になってから休暇の日程を変更するかどうかを決めるのではなく、それこそ入社の時点でこのルールを伝えるような仕組みです。

他にも、8月のお盆や12月の年末の時期に取得する休暇は全て変更対象にする、という場面も有り得ますね。

さらに他の例を挙げると、宴会を受け付ける飲食店ならば、年末年始は忘年会と新年会、3月と4月は送別会と歓迎会が集中するでしょうから、12月、1月、3月、4月の4月を対象に、事前に時季変更することも考えれます。


上記のように想定すると、「事前かつ固定的に休暇の時季を変更しておく」というのは都合が良いと思えますよね。

ただ、本来ならばその度(たび)に時期変更をすべきなのに、月を固定して事前に時季変更権を行使しておくというのは可能なのでしょうか。


休暇の日程を変更する理由が発生するたびに、その場その場で変更するのが時季変更権だとすると、固定的に時季を変更するのはダメなような感じもしますね。

しかしながら、時季変更権の使い方については特にルールが無かったような気もする、、、。






■その都度使うのではなく、毎年一定の時期に変更権を固定で使う。


労働基準法では、「休暇の時季を変更できる」ことについては決められているのですが、「どのように時季変更権を使うか」についてはキチンと決まっていません。「一度日程変更した休暇をもう一度日程を変更することはできない」というルールがある程度で、それ以外にルールらしきものはありません。


つまり、どのような条件を満たせば時季変更して良いのかどうかが分からないのですね。

例えば、「忙しい時期には時季変更権できる」としたとして、どの程度忙しければ良いのかとか、忙しいかどうかというのは個人の感覚で判断されることだから「忙しさ」で判断するのは難しいのではとか、イチャモンを付ける余地があるわけです。

また、「人が足りない時には変更できる」としたとしても、「本当に人は足りないのか?」「出勤した人で何とか回せるのではないか?」などと、やはり個人の感覚が入り込んでしまうのですね。


また、変更権の使用条件が無いとなると、「時季変更」ではなく「休暇妨害」のように使われることもありますよね。

休暇の申請を、右から左に変更権で受け流す(もう古い?)ような会社もあるのかもしれません。


ならば、毎年一定の時期に時季変更権を固定で使ったとしても支障はないと考えれます。


3月と4月は常に時季変更権が行使された状態にするとか、12月と1月は常に時季変更権が行使された状態にするということも可能なのですね。

ただ、変更権をこのように使うことは今までに例がないでしょうから、労働局の人はどう判断するのでしょうね。

「時季変更権は限定的に使うべきだから、月単位で包括的に変更権を使うのは法律の趣旨に合わない」と言ったりするのでしょうか。法律違反とまではいかないのでしょうが、想定外の使い方なのではないでしょうか。






■時季変更する時期を限定するのは良いこと。


時季変更権は、通常では、いつでも使える状態になっていますので、この状態を何らかの形で限定するのは良いことです。

例えば、「この月とこの月に申請された休暇は日程を変更します。一方、それ以外の月には休暇の予定を変更しません」というような交換条件ならば、社員さんにとっては悪い条件ではありません。

いつでも使える状態(制約無し)から、条件を絞って使える状態(制約あり)に変わったのですから、社員さんにとってはありがたいわけです。


ただ、ここでも上記のような交換条件を成立させることができるかどうかは微妙です。

時季変更権の使い方にはルールが無い、固定的に時季変更すれば働く側に有利になる、という2点を踏まえれば上記のような条件設定も可能と考えれるのですが、結論を出しにくいですね。

前例の無いことでしょうから、企業内の自治の範囲で対応することなのかもしれません。






┏━━━━━━━━━━☆★ 編集後記  ★☆━━━━━━━━━┓


セルフのガソリンスタンドの利点は何なのでしょう。


料金が割安と言う方もいらっしゃるのですが、本当でしょうか。

私の知る限りでは、セルフスタンドと有人スタンドの料金はほぼ同じであり、場所によってはセルフの方が割高(とはいっても数円ですが)だったりします。

となると、料金以外の理由でセルフスタンドを選ぶわけですよね。

面倒なコミュニケーション(「レギュラー満タンですか?」「はい」という一連の流れ)を嫌う人とか、ノズルを使ってガソリンを注ぎたい人とか、珍しいところではガソリンの臭いが好きという人までいます。

他にも、無意味に(不必要に?)オイル交換を勧められるのが嫌という人もいるのかもしれません。洗車とかも、、、。

やたらにオイル交換を進めるスタンドもありますからね(そんなに交換しないものなのですが)。

このような人達にとっては料金に関係なくセルフを選ぶのでしょうか。


ちなみに私は有人スタンドが好きです。全部やってくれますからね。




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