book265(協会健保と国保はトレードオフではない)





■国保に入っているから、社会保険には入らない?


ご存知のように、パートタイムとして勤務していても、条件を満たすと、社会保険に加入しますよね。


では、すでに国民健康保険(以下、国保)に加入しているパートタイム社員さんの場合はどうするのでしょうか。

つまり、入社以前に、個人で国保に加入しており、あらためて協会健保(以下、健保)に加入しなくとも、特に支障は無いような状況です。


国保と健保に二重で加入するのか、国保のままになるのか、それとも国保から健保に切り替わるのか、どれになるのでしょうか。





■国保は国保。健保は健保。


結論を言えば、国保から健保に切り替わります。

会社に勤めていて、社会保険の加入条件にあてはまると、国保よりも健保が優先されますし、国民年金(国民年金に単独で加入)よりも厚生年金(実質は、国民年金+厚生年金)が優先されます。


確かに、国保と健保では給付内容に違いはほとんどありませんから、そのままでも良さそうなものです。

しかし、国保に加入しているからといって、健保から排除されるわけではないのです。

国保には会社員が加入することは想定していませんし、会社員には会社員のメニューとして健保があるわけです。

もし、「国保に加入しているから健保には入らないで良いのでしょう?」と社会保険事務所の人に言ったとしても、「ダメです」と言われるでしょうね。


会社と会社員には健保が割り当てられているので、国保ではなく、こちらのメニューを利用せよということなのでしょう。


 

山口正博 社会保険労務士事務所
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