2009/10/1【子の看護休暇を組み替えてみる】





┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■ ┃  本では読めない労務管理の「ミソ」
□□ ┃  山口社会保険労務士事務所 http://www.growthwk.com/
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━ (2009/10/1号 no.128)━





このメルマガは、定期的に、コラム形式で、
労務管理に役立つ内容を配信するメルマガです。

興味本位で読むのもよし。
つまみ食い感覚で読むのもよし、です。
どうぞ、自由にご活用下さい。



■子の看護休暇を組み替えてみる◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
「労使協定により看護休暇を使えない人」にフォローをかける。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄





■有給休暇とは別の休暇。


育児・介護休業法では、病気や怪我をした子どもを看護するために、「子の看護休暇」という制度があります。ちなみに、日数は1年で5日です。

この休暇は子どもを看護するという理由の休暇ですので、その他の休暇とは別枠で用意されます。


ただし、小学校就学前の子どもを看護する場合が対象ですから、幼稚園や保育園に通う子どもとか、もしくは、それ以前の段階の子どもが対象になりますね。

そのため、小学校以降の子どもを看護するときには、有給休暇を利用するか欠勤になるのが通常です。ただ、会社によっては、「特別に了承された欠勤(人事評価に影響しない欠勤のこと)」として扱うこともあるようです。

たまに、小学校の子どもを看護するために休暇を求める方もいらっしゃいますが、子の看護休暇の対象にはなりません。他の休暇を利用することはもちろん可能です。


また、この休暇制度は、すべての人が対象になるわけではなく、労使協定を使って、休暇を利用できる人に条件を付けることもできるようになっています。





■労使協定で対象から除外される人がいる。


労使協定により子の看護休暇の適用を除外できる対象者は、

1、勤続6か月未満の者。
2、週の所定労働日数が2日以下の者。

の2パターンです。

つまり、勤続6ヶ月未満だったり、1週間に1日もしくは2日の勤務で働いている人は対象外にできるということです。

ただし、「必ず対象外になる」というわけではなく、労使協定を締結して決めた場合に限りです。労使協定がなければ、すべての人(フルタイム社員に限定されない)が対象になります。


また、上記の条件に該当しているからといって、そのまま除外してしまうこともなく、例えば、勤続6ヶ月未満であっても先行して看護休暇を配分(有給休暇の先行付与を応用したもの)したり、週間の勤務日数が少なくとも勤務日数に応じて比例的に休暇を配分する(有給休暇の比例付与を応用したもの)ことは可能なのですね。

つまり、上記の1や2の条件で切らずに、対象範囲を少し広げるという発想です。


具体的には、勤続6ヶ月未満の段階(入社時点で良いかもしれません)では、2日だけ看護休暇を配分しておき、6ヶ月を経過した時点で残りの3日分も追加するという仕組みですね。

一方、比例配分の場合だと、週5日勤務の人が1年で5日の看護休暇を取得できると仮定するならば、週2日勤務の人なら1年で2日というように配分するわけです。また、週1日勤務ならば1年で1日です。




■他の休暇を振り替えたりするのもアリ。


他にも、時効になった有給休暇を傷病有給休暇として使える会社ならば、その休暇の使用範囲を広げるという手段もあります。

会社によっては、有給休暇の消化率が低いので、時効になった休暇を傷病有給休暇として別枠でプールする仕組みを設けているところもあります。

本来の有給休暇としては使えないが、病気や怪我の場合には、傷病有給休暇を割り当てることができるのですね(ただし、通常の有給休暇が残っているときは、通常の有給休暇を優先して使うという条件も併置されているようです)。


傷病有給休暇の使用範囲を広げて、本来ならば、本人の怪我や病気に限って使える休暇として設定されているところを、子の看護の場合にも範囲を広げて使えるようにするわけです。

ただ、使用範囲を広げる場合でも、通常の有給休暇を優先して使うことを条件に付しておくのが良いですね。看護休暇がもうない、通常の有給休暇もないという場面になってから傷病有給休暇を看護休暇に振り替えるようにしておくのですね。


考えてみると、子の看護休暇といえども、対象範囲を広げたり、他の休暇を振り替えたり、工夫の余地は意外とあるものですね。





┏━━━━━━━━━━☆★ 編集後記  ★☆━━━━━━━━━┓


関西の人ではない人が関西の言葉を使うと、やっぱりヘンになる。

どこの地方にも方言があり、それぞれ独特な表現やアクセントで特徴があります。

そこで、変わった方言を知ると、興味本位でモノマネをする人もいるのですね。


大阪の人が沖縄の方言を使ってみたり、北海道の人が大阪の方言を使ってみたり、東京の人が秋田の方言をマネてみたり、パターンは色々です。

ただ、マネは所詮マネということで、やっぱり下手なのですね。

大阪の人が沖縄の方言を習得しきるのは困難でしょうし、北海道の人が大阪の方言を習得しきるのもまた困難だろうと。

自分の方言ではない言葉を使うと、その方言を自分のものとする人に「あっ、、この人は違う」と思われるわけです。

おそらく、秋田の人は秋田弁をキチンと聞き分けることができるでしょうから、なんちゃって秋田な人をすぐに見破るはず。


私も、わざとらしい「なんでやねん」を聞かされて経験済みです。
「なんでやねん」を真似する人はなぜか芸人風(ツッコミのアレです)に発言するんですね(不思議、、)。


無理は無理なのですね(笑)。





┗━━```☆....━━━━━━━━━━━━━━━```☆....━━━━━┛


今回も、メルマガ【本では読めない労務管理の「ミソ」】を
お読みいただき、ありがとうございます。

次回もお楽しみに。

メルマガ以外にも、たくさんのコンテンツをウェブサイトに掲載しております。

労務管理のヒント

http://www.growthwk.com/entry/2014/04/07/135618?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_2

ニュース

http://www.growthwk.com/entry/2014/03/12/082406?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_3


┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ┃本では読めない労務管理の"ミソ"山口社会保険労務士事務所 発行
┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃メルマガの配信先アドレスの変更は
http://www.growthwk.com/entry/2008/11/28/122853?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_4

┃メルマガのバックナンバーはこちら
http://www.growthwk.com/entry/2008/07/07/132329?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_5

┃メルマガの配信停止はこちらから
http://www.growthwk.com/entry/2008/06/18/104816?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_6


┣*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*

┃労務管理のヒント
http://www.growthwk.com/entry/2014/04/07/135618?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_7
┃仕事の現場で起こり得る労務の疑問を題材にしたコラムです。

┃ニュース
http://www.growthwk.com/entry/2014/03/12/082406?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_8
┃時事ニュースから労務管理に関連するテーマをピックアップし、解説やコメントをしています。

┃メニューがないお店。就業規則が無い会社。
http://www.growthwk.com/entry/2007/11/01/161540?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_9

┃山口社会保険労務士事務所 
http://www.growthwk.com?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_10

┃ブログ
http://blog.ymsro.com/?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_11

┃『残業管理のアメと罠』
┃毎日8時間の時間制限だと柔軟に勤務時間を配分できないので、
┃月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、
┃平均して8時間勤務というわけにはいかない。
┃しかし、仕事に合わせて、ある日は勤務時間を短く、
┃ある日は勤務時間を長くできれば、便利ですよね。
┃それを実現するにはどうしたらいいかについて書いています。
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=mailmagazine&utm_medium=cm&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_12

┃電子タイムカード Clockperiod
┃始業や終業、時間外勤務や休日勤務の出勤時間を自動的に集計。
┃できれば勤怠集計の作業は随分とラクになるはず。Clockperiodは、
┃出退勤の時刻をタイムカード無しで記録できます。タイムカードや出勤簿で
┃勤務時間を管理している企業にオススメです。
https://www.clockperiod.com/Features?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_13


┣*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*
┃Copyright(c) 社会保険労務士 山口正博事務所 All rights reserved

┃新規配信のご登録はこちらから
┃(このメールを転送するだけでこのメルマガを紹介できます)
http://www.growthwk.com/entry/2008/05/26/125405?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_15

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

山口正博 社会保険労務士事務所
大阪府大東市灰塚6-3-24
E-mail : mail@ymsro.com

© 社会保険労務士 山口正博事務所