book241(5分前、10分前に始業するなら、休憩時間を延ばすこと)




■フォロー無しでやってはいけない。


「5分前には仕事を開始できる状態にしなければいけない」
「予定時間の10分前には準備が完了している状態にすること」
「始業の10分前から朝礼をします」

などなど。

本来の始業時刻よりも、少しだけ早く出勤することを求める会社は少なくありません。

5分前や10分前に集合するのは社会人としての常識とも言われるようですし、また、始業前に朝礼をしたいから少し早く準備させているのかもしれませんね。

確かに、常識や朝礼という理由はわかるのですが、勤務時間としてカウントしない時間なのに集まらなければいけないのは何とも納得しにくいです。

その5分や10分を勤務時間として扱うならば支障はないのですが、いわゆる簿外処理としてしまうのは困りますよね。


そこで、何らかのフォローができないかが今回のポイントです。






■「納得できない常識」ではなく、「納得できる常識」を示す。


「常識だから早く来るように」と言われてすんなりと納得できる人は少ないはずです。

そのようなことを言われれば、「対価も払わないのに義務にするなよ」と反発したくなるのが人の気持ちのはず。


そこで、早く出勤した時間だけ休憩時間を延長すると、お互いの調和をとることができます。

つまり、5分前に集合することを求めたならば、昼休みを5分だけ延長するようにすれば、給与や勤務時間の変動を起こすことなく、会社と社員さんを調和させることができますよね。

他にも、10分前の始業ならば、休憩を10分だけ延長すれば良いです。


分単位で勤務時間を管理するのも手なのですが、小規模な会社ではあまり歓迎されないようですので、休憩時間を利用して調整するのが妥当な方法なのではないでしょうか。


常識は常識でも、「納得できる常識」でないと人は嫌がります。


 

山口正博 社会保険労務士事務所
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