book212(休憩時間に仕事をしたら時間外勤務なのですか?)




■休憩時間の仕事は時間外?


一般に、休憩中は、仕事から離れて休むのが通例です(通例というより当たり前ですね)。

ただ、人によっては、本来は休憩時間なのに、仕事をしてしまうという場面があるようです。

どうしても仕事が込み入ってしまって、休憩を取れなかったとか。
なぜか今日だけは、電話応対が忙しくて、休憩が取れなかったとか。

などなど、他にもありそうですよね。


こんなとき、「休憩時間に仕事をしてしまったので、この時間は時間外勤務になるのではないでしょうか?」と思う方もいらっしゃるようです。

確かに、休憩時間は、仕事の時間ではないのですから、「枠外の時間」という扱いになり、その時間に仕事をすれば「枠外の勤務」ですから、「時間外の勤務なのでは?」と思うのでしょうね。


しかし、「休憩時間に仕事をした=時間外勤務」という理解で良いのでしょうか。

何か変ですよね。






■「休憩時間の仕事」と「時間外勤務」は別物です。


結論から言えば、休憩時間に仕事をしたからといって、時間外勤務になるわけではありません。

時間外勤務というのは、「1日8時間・1週40時間(例外44時間)」という枠を超えたときに考える要素です(変形労働時間制度を除く)。

それゆえ、休憩時間と時間外勤務は別物だというわけです。

休憩時間に仕事をしたという事実とは別に考えなければいけないのですね。



どうしても休憩時間に仕事をしなければいけない状況ならば、休憩時間をずらすとか、また、休憩時間を分割するのもアリです。

例えば、60分の休憩をまとめて取れないならば、30分の休憩を2回にして取るという方法もあるわけです。


ただ、昼食の時間が60分から30分(1回あたりですので、残りの30分は別で消化すると仮定します)になってしまうと、ゆっくり食事ができないこともあります。

その場合は、社員さんと話し合って、45分+15分に変えるというような代替案を考えて切り抜けるのが良いですね。


やはり、休憩時間は、本来予定している通りに取って欲しいですね。

山口正博 社会保険労務士事務所
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