book211(超長時間勤務の休憩)



■8時間までしか想定していない。


ご存知のように、労働基準法は、1日8時間までの勤務時間を想定して作られています。

法定労働時間は8時間ですし、休憩時間も8時間までのメニューしか用意されていません。

変形労働時間制度でも、フレックスタイム制度でも、みなし労働時間制度でも、やはり8時間という軸を中心にして組み立てられています。


ただ、現実には、8時間という枠を超えて勤務する状況は有り得るわけです。

そこで、1日に16時間勤務したら、休憩時間はどうなるでしょうか。


通常は、8時間勤務だと1時間が休憩になりますし、6時間だと45分、4時間だと15分というように、休憩のメニューが用意されているでしょう。

しかし、8時間を超える勤務時間に対しては、ハッキリと休憩時間を割り当てていないこともあるようです。







■目安は無いが、休憩は挟むべき。


8時間を超える勤務時間に対する休憩時間というのは、何時間で何分という決まりがありません。

それゆえ、3時間で30分という休憩でも良いですし、2時間で15分という休憩でも良いでしょうね。


ただ、勤務時間が長くなると、仕事も緩慢になるでしょうから、休憩時間は多めに取る必要があるでしょうね(労災も発生しやすくなるのではないでしょうか)。


休憩する時間があるならば、早く仕事を終えて帰宅するのが良さそうですが、どうしても時間が必要な仕事(保守作業、開発実験など)もあるのかもしれません。

どうしても勤務時間が長くなるときは、勤務時間に対する休憩の割合を引き上げて(より短い勤務時間で休憩がとれる状況のこと)仕事を進めるのが良いのではないでしょうか。

つまり、休憩の「頻度」や「長さ」を変えるのですね。



ただし、目安が無いからといって、休憩無しというのは避けて下さい。

山口正博 社会保険労務士事務所
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