book186(休憩と小休止は一緒のものか、それとも違うものか)






■性質は同じ。


会社では、一定の時間働くと、休憩時間がありますよね。

15分とか、30分とか、60分とか、勤務時間に応じて休憩時間も決まっているはずです。


ところが、休憩時間とは別に、「小休止」という休みを取っている人もいるのではないでしょうか。

小休止とは、「少し休むこと。こやすみ。小休。仕事の途中でとる小型の休み」のことです。

では、「休憩時間」と「小休止の時間」というのは、同じものなのでしょうか、それとも、違うものなのでしょうか。


休憩時間についてはきちんと定義されていることが多いのですが、小休止については曖昧に定義されていることも多いので、疑問を抱くところです。






■取り扱いは違う。


一般に、「小休止は休憩ではない」と考えている会社は少なくないはずです。


小休止の具体例としては、

・喫煙のために小休止。
・飲み物を飲むために小休止。
・化粧直しのために小休止。
・気分転換のために小休止。
・トイレに行くために小休止。

などがあるでしょうか。


では、このような小休止が休憩時間として扱われるかどうかと言うと、ハッキリしないことも多いのではないでしょうか。


「ちょっとした息抜きだから、休憩時間ではなく勤務時間として扱う」という会社もあれば、「休んでいるのだから、休憩時間として取り扱う」としている会社もあるでしょうね。

他にも、「数分程度(3分から5分でしょうか)の休みが小休止だから、休憩時間としては考えていない」という会社もあるかと思います。


それゆえ、会社ごとにバラツキがあり、人の主観も入るために、小休止の定義は曖昧です。


ただ、あまり長い休みを取ると、小休止ではなくなるみたいです。

例えば、20分の小休止というのは有り得ないでしょうし、15分の小休止というのも休憩時間っぽいですよね。


例えば、喫煙のための一服の時間は、休憩時間ではなく小休止と考えると、喫煙する人の休み時間が多くなり、喫煙しない人の休み時間は少なくなってしましますね。

これは不公平な感じもします。



現場では、少々の不公平感はあっても、小休止というものを、あえてファジーな状態にしているのかもしれませんね。

私は喫煙しないのですが、不満という感覚を抱くほどではありません。


個人のモラルで運用されているのが小休止なのでしょうか。


 

山口正博 社会保険労務士事務所
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