book177(時間外勤務と深夜勤務は別々に取り扱う)






■時間外でなければ、深夜でもない?


例えば、ここに、「15時出勤で、24時に退勤する(休憩は60分とします)」という勤務スケジュールの社員さんがいるとします。


この場合、8時間以内に勤務時間は収まっていますから、時間外手当や深夜勤務手当は不要なのでしょうか。

それとも、深夜勤務手当だけが必要で、時間外手当だけが不要なのでしょうか。



中には、「時間外勤務の時間帯に深夜勤務した場合のみ深夜勤務手当が支給される」と考えている方もいらっしゃいます。

つまり、時間外勤務を前提に深夜勤務が成立すると考えているわけです。


本当でしょうか。







■時間外と深夜は別で取り扱う。


端的に言えば、時間外勤務と深夜勤務は連動しません。


つまり、深夜勤務として扱うには、「時間外の時間帯に勤務し、その上で深夜時間帯でもある」という条件は必要ありません。


22時~翌日の5時までに勤務していれば深夜勤務と扱うのですから、例えば22時~24時までの2時間だけ勤務しても、深夜手当ては2時間分になりますね。


「1日8時間を超えた時間帯であり」、かつ、「22時~翌日の5時までの間に勤務をしている」という2つの条件は深夜勤務には必要ありません。


ゆえに、「22時~翌日の5時までの間に勤務をしている」という1つの条件だけで深夜勤務として成立するわけです。

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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