book173(出勤してすぐに休憩、終業直前に休憩。これはアリ??)




■就業時間の初め、もしくは終わりに休憩時間を配備。


中には、「出勤してすぐに休憩すれば、あとは終業まで勤務になる」とか、「終業間際に休憩(必要な休憩時間は確保できているという前提)をすれば、休憩が終わってそのまま退社できる」という休憩のとりかたをしている人もいるかもしれません(少ないでしょうが)。



確かに、出勤直後であっても、また、退勤直前であっても、就業時間中ですから、休憩は取得できるはずです。

しかし、就業外の時間(仕事をしない時間)と地続きの状態で休憩時間を設定することは可能なのかが疑問です。


「終業間際に休憩」ならば分かりますが、「始業と同時に休憩」というと、休憩という感じがしませんよね。

ぜんぜん疲れていないのに休憩をとるのも変ですから。






■「就業時間中」ならばいつでも休憩は可能。


結論から言えば、出勤してすぐの休憩であっても、就業時間には入っていますから、休憩時間になります。

また、18時終業(8時間の勤務を前提とする)であるときに、17時から60分の休憩をとり、18時になればそのまま退社という休憩であっても、就業時間には入っていますから、休憩時間になります(どうやって昼食を食べるのでしょうか?ウィダーインゼリーやカロリーメイトならば食べれますが)。



例えば、14時~18時の勤務だとすると、14時~18時の4時間の間ならばいつでも就業時間中と扱われます。

30分休憩があるとすると、14時に出勤して、14:30まで休憩をとり、そこから18時まで勤務しても休憩は取得できているわけです。


休憩の直後や休憩の直前が勤務時間である必要はありませんので、このような休憩も可能なのですね。



ただ、理屈上は上記のような休憩も可能なのですが、普通ならばこんな変な休憩はありません。


特に、「出勤してすぐに休憩」など有り得ませんからね(笑)。

しかし、理屈上は可能だということです。


 

山口正博 社会保険労務士事務所
大阪府大東市灰塚6-3-24
E-mail : mail@ymsro.com

© 社会保険労務士 山口正博事務所