book160(「今月に随時改訂、来月にも随時改訂」これは可能です)




■随時改訂はいつでもできる?


例えば、5月、6月、7月の3ヶ月間における賃金日額が、標準報酬月額の等級表に照らして、現在の賃金日額よりも上下に2等級以上変動したときは、随時改訂により8月から標準報酬月額が変更されますね。


では、6月、7月、8月の3ヶ月間における賃金日額が、上記の随時改訂で決めた報酬月額よりも2等級以上変動したら、9月にもまた随時改訂が行われるのでしょうか。


先月に随時改訂で標準報酬月額を変更したばかりなのに、今月にはまた随時改訂で標準報酬月額を変更することは可能なのでしょうか。


ちなみに、随時改訂の有効期間は、「1月~6月に改訂したときは、8月まで」、「7月~12月に改訂したときは、翌年の8月まで」として決められていますから、先月と今月というように連続で随時改訂を使うことはできないのではないかとも思えますよね。








■ルール通りに随時改訂は行う。


まず、結論を言えば、「先月と今月というように連続して随時改訂を行うことは可能」です。


例えば、休業を実施している会社だと、休業手当が支給されますよね。

そこで、休業のために雇用安定助成金を使っていると仮定すると、休業手当の支給率は月ごとに変更可能です。


そのため、5月、6月、7月までは85%(仮定です)の支給率でも、8月になって60%(仮定です)に変更したりすると、8月に随時改訂をして、またさらに9月にも随時改訂をするという状況も有り得るかもしれません。

事務的にはバタバタしますが、このような改訂も可能なんですね。



要点は、「随時改訂をしたら、変更後の標準報酬月額の有効期間中は随時改訂できない」というわけではなく、「条件に当てはまれば連続して随時改訂をすることもできる」ということです。


「随時」なのだから、いつでもできるんですね。




 

山口正博 社会保険労務士事務所
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