book136(兼職禁止のルールがやっと崩れ始めた)




■兼職を許し始めた企業。


最近では、大手企業の中には、副業をしても良いと発表するところも出てきましたね。


時間短縮勤務になったり、休業日が増えたりと、会社に行く時間が減ってきていますから、給与もそれに合わせて減っています。

そのため、副業を認めて、収入フォローをできるように企業が配慮しているのでしょうね。


今までは、就業規則で兼職を禁止している企業が大半でしたから、
結構な変化ですね。







■さして意味のあるルールではなかった。


職業柄、就業規則を読むたびに、「会社の許可なく他の会社に雇われてはいけない」という兼職禁止のルールを見てきましたから、いつも疑問を抱いていました。

これは何のためのルールなのかと。

今では、就業規則を作る時には、兼職禁止のルールは含めないようにしています。
(ただ、副業は原則OKでも、勤務に支障がある副業は認めないとはしています)


素朴な疑問として、仕事は1つの会社でしかしてはいけないのでしょうか?

現実には、掛け持ちで仕事をしている人というのは沢山いますから、
あえて副業を禁止する理由はないはずです。



幸か不幸か、現在の経済状況ゆえに、時間を短縮した勤務なり、休日を増やすなりという勤務スタイルに変わってきています。

となると、空いた時間を他の仕事に振り向けることができますから、
考えようによっては有意義な働き方になるのではないかと期待しています。



以前、「就業規則の兼職禁止規定は時代錯誤」というテーマでコラムを書きましたが、やっと潮目が変わってきてくれたようです。


今の状況が、会社に依存する状態を徐々に少なくしていくきっかけになれば、とても良いことだと私は考えています。


山口正博 社会保険労務士事務所
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