book134(10分前に出勤させるなら、1分単位で時間管理したい)



■10分前出勤、10分オーバー勤務。


10分前に出勤して、着替えや手洗い、朝礼の準備をする会社がありますね。


そのために、想定よりも出勤時間を30分ぐらい早めないといけない人もいるようです。


余裕をもって出勤することは確かに大事ですが、早く出勤したにもかかわらず、その部分が評価されないことがあるんですね。


9時始業だが8時50分に出勤した。

けれども、タイムカードでは、9時出勤になっている、、、。



「10分は何処にいったんだ?」と疑問に思いますよね。







■15分単位で管理するから不満が出る。


今では、30分単位での時間管理はダメとなっているのですが、
15分単位での時間管理は許容されていますよね。

ここで注意することは、あくまで「許容されている」ということです。

本来は、15分単位での時間管理は違法です。



例えば、19時まで勤務の人に、19時10分ぐらいまで働いてもらって、
19時15分直前にタイムカードを打刻させる(19時13分とか)ことをしても、19時までの勤務とされるのが現在の労務管理です。


つまり、13分程度の勤務時間を踏み倒すことが行われるんですね。

わずかな時間ですが、「無賃労働(サービス労働)」ですよね。


この間隙を縫って時間管理をすると、不満が出るのです。


「10分前に出勤させているのに、この時間は無給なのか」と。

「10分オーバーで働いているのに、この時間は無給なのか」と。


嫌ですよね?こんな時間管理。




やっと最近では、1分単位での時間管理が導入されてきました。
(なぜ、今までやってこなかったのかが不思議です)


今後、時間管理は、「時間裁量型の勤務(フレックスタイム制やホワイトカラーエグゼンプションなど)」か「厳密な1分管理の勤務」のどちらかに収束していくでしょうね。

どちらの働き方も魅力的です。




「時間管理しないならしない、時間管理するならする」

この2つに分岐した働き方が定着していくはずです。



山口正博 社会保険労務士事務所
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