あやめ社労士事務所 - 労務管理のツボをギュッと押す方法を考えます

会社で起こる労務管理に関する悩みやトラブルを解決する方法を考えます

時間ではなく仕事に報酬を。時給とインセンティブ給を組み合わせる。

 

固定給とは限らない。

「時給勤務の場合は固定給でなければいけない」と思っている人も多いのではないでしょうか。1時間で1,000円、1,300円というように、職場で消化した時間に給与を支払うのが固定給。

時給制で守る基準というのは、最低賃金規制が主なものですから、この規制を守った上で、企業独自に時給制の仕組みを作るのも、一考ではないかと思います。

つまり、時給制で働く人にも、変動給を加えて、柔軟な給与体系にできないかが今回の考えどころです。

上乗せインセンティブ給があっても良い。

もちろん、時給制の仕組みを考えるとしても、最低賃金を守らないといけないですし、最低賃金まで意図的に下げていくことも控えるべきでしょう。

ただ、時給制で働いている人でも、変動給があっても良いのではないかと。

仕事の習熟度に応じて、時給も上昇するのでしょうが、時給そのものは固定給ですので、一度上げると調整が困難ですよね。会社によっては、何年働いても、昇給しないところもあり、入社時の給与と勤続5年後の給与が同じなんてことも。

そのため、なかなか時給は上昇しないものです(殆んどの会社では、時給は上がらないのではないでしょうか。募集チラシには「随時昇給」と書いているだけですからね、、、)。随時なんて言葉、使用者側でどうにでも解釈できます。

そこで、時給プラス変動給の仕組みを作れば、毎月調整できる部分を作ることができるのではないでしょうか。

具体的には、時給1000円で働く場合には、固定給1000円にプラスで、毎月変動する上乗せ時給を「100円~300円」などの幅で作るというものです。

今月は、1000円+200円
来月は、1000円+180円
再来月は、1000円+230円

というように、1000円部分を固定して、上乗せ部分を毎月変動するという給与体系も使えるのではないでしょうか。

特定の仕事に報酬を付けてもいいですし、特定の曜日や時間に勤務することで給与を上乗せするのもありです。

例えば、週1回、従業員ロッカーを掃除する当番を担当したら、1回1,000円。他には、お中元を紹介で成約した場合、1件ごとに1,000円。このような、本人の動き次第で給与を上乗せできる仕組みがあれば、時間を売って賃金に変えるだけの退屈な仕事に変化が生まれるのでは。

8月中旬のお盆時期に出勤したら、勤務時間1時間ごとに+200円を加算する。12月24日と25日、この2日間に出勤した人は給与を5,000円プラスとか。出勤する人が減る時期にあえて出勤してくれたらインセンティブがあるわけです。

労働時間が収益を生み出すのではなく、仕事が収益を生み出すのですから、時間ではなく仕事に連動する部分に報酬を寄せていくのが合理的でしょう。

 

 

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