book126(休業時に教育訓練を行う時のカラクリ)



■教育訓練の費用よりも助成金の方が多くなるけど、、。



中小企業緊急雇用安定助成金では、教育訓練に対して1日6,000円を支給しています。


ここで疑問ですが、数ヶ月にわたって教育訓練を受ける場合には、実際に支払った訓練費用よりも、多くの助成を受けることができてしまうのではないかと思えてしまいます。

例えば、3ヶ月で10万円の訓練を受けるとして、その3ヶ月の間で、30日の訓練を受ければ、30日×6,000円で180,000円の助成を受けることができます。

となると、実際の費用よりも多く助成がされてしまうことになりますよね。


そこで、必要な費用よりも多くの助成金を支給しても良いのかどうかが疑問になります。


必要な費用までしか助成しないならば理解できるのですが、過剰に助成するのはどうなのでしょうか。







■「費用<助成額」となっても構わない。



結論を言えば、一律に1日6,000円を支給するとのことですので、教育訓練に要した費用が少なくても多くても、助成額に影響はしないようです。



例えば、ある教育訓練を実施するにあたり、1人10万円の教育訓練費用が発生するとします。

さらに、3ヶ月の期間で教育訓練を実施すると仮定して、1ヶ月に10日(1日3時間以上の教育訓練を行うと仮定)の教育訓練を実施するとします。


この場合、3ヶ月間で30日の教育訓練を実施しますので、30日×6,000円となり、180,000円の助成金(休業の部分とは別枠で)が支給されます。


となると、実際の負担(100,000円)よりも、80,000円多く支給されるということになりますよね。

これでもOKなのです(ちょっと驚きですが)。


本来ならば、実際に負担した金額までしか助成しない(私もこのように想定していました)となるのでしょうが、今回の中小企業緊急雇用安定助成金は異なるようです。



休業をするならば、一緒に教育訓練も実施すれば、ちょっとだけお得かもしれませんね。

山口正博 社会保険労務士事務所
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