book117(有給休暇の付与日数を決めるときは、「週間勤務日数」がキモ)







■「短時間勤務だから休暇が無い」というわけではない。


「私は1日3時間とか2時間しか働いていないから、有給休暇なんて無いよね」と思うのは、間違いです。


たとえ短時間でも、1週間に5日で勤務していれば、フルタイムの社員さんと同じ有給休暇を付与されます。



有給休暇制度では、勤務時間よりも週間の勤務日数がポイントになりますので、短時間勤務の人でもフルタイムの社員さんと同等の有給休暇を利用することが可能です。








■「勤務時間」よりも「勤務日数」で判断する。


まず、1週間に30時間以上勤務している人は、通常通りの有給休暇(6ヶ月で10日、1年6ヶ月で11日、、、後に続く)が付与されます。


これは簡単ですよね。


フルタイムで働いている方だと、上記の条件を満たすはずです。



次に、「1週間に30時間未満の勤務となっている人」を考えることになります。


例えば、ある人が、1日3時間勤務で、週5日で勤務しているとすると、この人の有給休暇はフルタイム社員さんと同じ日数になります。


勤務時間は、3時間×5日=15時間と短いですが、週間の勤務日数が5日になっていますので、フルタイム社員さんと同じになるのです。

これならば、ほとんどのパートタイム社員(学生のアルバイトも含みます)さんが対象になるのではないでしょうか。

学生でも簡単に条件を満たせますよね。



要点をまとめれば、「1週間で30時間以上の勤務」もしくは「1週間で5日以上の勤務(勤務時間を問わない)」ならば、通常通りの有給休暇が付与されるわけです。


ここでのポイントは、「もしくは」という点です。

つまり、上記の2つの条件のうち、どちらか一方を満たせば、通常通りの有給休暇になるということです。



なお、上記の条件に当てはまらない場合には、比例付与の休暇になります。

この比例付与の仕組みを使えば、たとえ週1日しか勤務していなくても有給休暇があります。




ただ、休暇があるのに付与しない会社もありますから、実際には簡単に処理できなかったりします。


中には、「ウチには有給休暇制度はないよ」とか、「学生には有給休暇はないよ」などと堂々と仰る会社もありますので、困りますね。


私も、学生のときに、有給休暇を与えてもらったことは一度もありませんでした。

これは法律違反だったんですね。


山口正博 社会保険労務士事務所
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