book109(雇用保険に未加入の人が雇用安定助成金の対象になっていた)




■未加入の人も含める?


本来、助成金というのは、雇用保険に加入している人や事業所だけを対象としている制度です。

ゆえに、雇用保険に未加入の事業所や社員さんは、制度の対象にはならないのが原則です。


しかし、雇用安定助成金では、この原則に基づかない取り扱いが行われていた時期があります。

つまり、雇用保険に未加入の社員さんも含めて、助成の対象にしていたわけです。








■2009年2月と2009年4月のリーフレットの比較。


以下の2つのリーフレットを比較すれば、事実がわかります。



こちらは平成21年2月から配布されていた厚生労働省のリーフレット(平成21年2月版)です。
http://sites.google.com/site/mydatabox1001/Home/0304leaflet-annai.pdf?attredirects=0


この旧版リーフレットでは、雇用保険の未加入者も対象になっています(3ページ目を読むと分かります)。



一方、こちらは、平成21年4月から配布されているリーフレット(平成21年4月版)です(今現在もダウンロードできます。2009年5月22日時点)。
http://sites.google.com/site/mydatabox1001/Home/0514koyouiji.pdf?attredirects=0


この新版リーフレットでは、雇用保険の未加入者は除外されています(未加入者への記載がなくなっている)。



私も、3月頃は、未加入の人も含むのかどうかで悩みました。

保険料を支払っていない人にまで制度を広げるのは、おかしいのではと感じていたのですが、削除されましたね(当然と考えるべきでしょうか)。


そして、今現在は、雇用保険に未加入の人は助成金の対象外になっています。


中には、未加入者の取り扱いで混乱した人もいるのではないでしょうか。

怒っている人もいるでしょうね。



山口正博 社会保険労務士事務所
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