book108(8時間を超えてなくても時間外手当を払う場面もある)





■「6時間以上の勤務には時間外手当」それでも良い。


本来、1日8時間を超えない限り、時間外の手当は支給されません。


しかし、会社によっては、「7時間を超えたら手当を支給する」とか、
パートタイム社員さんは「6時間を超えて働くとそれ以降は手当が支給される」とか、変わった対応をしているようです。

変わっていますが、このような対応をしても差し支えはありません。


「1日8時間」がラインですから、このラインを超える前の段階(6時間や7時間)で時間外手当を出しても怒られることはありません。

つまり、「最低ライン(1日8時間)を下回らなければ、お好きにどうぞ」ということです。



ところが、「9時間を超えないと時間外手当が出ない」というような対応だと、
これは困ります。

これは最低ラインを割ってしまっていますからダメなんですね。








■義務の無いことをやるかどうかは会社次第。



例えば、有給休暇の買い取りなども同様ですが、「権利や義務ではないことに対して、会社が独自に対応する」のは構わないことです。


権利ではない以上、社員さんは当然のように「休暇を買い取れ」と申し出ることはできません。


会社が「イヤだ!」と対応してきたら、社員さんは従うしかありません。

「権利ではないことを主張できない」のと同様に、
「義務ではないことに応じることも無い」ということです。



もちろん、「法律に反しなければ何でもOK」というわけにはいきませんが、
「労働法のラインを下回らない」という点を意識して仕組みを作れば、大きな間違いにはならないだろうと思います。

山口正博 社会保険労務士事務所
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