book104(子の看護休暇にもバリエーションがある)






■看護のための休暇を有給にするか無給にするか。



ご存知のように、育児・介護休業法では、「子の看護休暇」という制度がありますね。


具体的には、「小学校就学前の子を養育する労働者は、申し出ることにより、1年に5日まで、病気・けがをした子の看護のために、休暇を取得することができる」という制度です。


この場合、休暇は「有給」にしなければいけないか、それとも「無給」で良いのかが疑問です。


やむを得ない休暇だから有給にすべきなのか、それとも、通常の有給休暇とは違う休暇だから無給なのかという点ですね。





■3日だけ有給にして、2日を無給にするという方法もある。


結論を言えば、有給休暇以外の休暇が有給になるか無給になるかは会社のルールに従います。


例えば、子の看護休暇について会社が独自に仕組みを設ける場合には、「5日のうち3日は有給とし、残りの2日は無給とする」というように決めることもあるでしょうし、一律に「子の看護休暇は無給とする」と決めることもあるでしょう。


また、必ずしも連続して子の看護休暇を取る必要もありませんから、5日を数回に分散して取得することもできますよね。


ただ、この休暇を使ったという理由で、人事評価を下げるのは避けなければいけません。育児・介護休業法にも不利益扱いの禁止がありますので。



小規模な会社だと、就業規則に「子の看護休暇」制度を記載していないこともありますね。

もちろん、就業規則に記載していないからダメというわけではありませんし、休暇が取れないということもありません。


口頭で休暇を請求したり、もしくは会社が付与したりすることも可能ですから、就業規則に記載されているということは不可欠な条件ではありません。

山口正博 社会保険労務士事務所
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