book103(フルタイムからパートタイムに切り替わった直後の平均賃金)





■直前3ヶ月ベースの平均賃金では納得できない時もある。


有給休暇や休業手当を利用する場面では、「平均賃金」の計算が必要ですよね。

「直前3ヶ月の暦日数や勤務日数」で「3ヶ月間の給与」を割ることで計算するのが通例です。


しかし、「直前の3ヶ月」を基準にして計算するのが不都合だと感じることもあります。

例えば、直前3ヶ月はフルタイム社員として働いていたが、今月からはパートタイム社員に切り替わった場合です。

そこで、平均賃金を計算したいと考えた場合、今はパートタイム勤務なのに、平均賃金はフルタイム社員の時の状態で出してしまうことになりますよね。


これは困りますね、、、。







■「無いものを参照することはできない」


結論から言えば、今はパートタイム社員であっても、直前の3ヶ月間にフルタイム社員だったならば、フルタイム時の平均賃金を使います。


確かに、その時点の実態に合わないと感じるかもしれませんが、「無いものを参照したり、計算したりする」ことはできませんよね。

つまり、パートタイム社員として3ヶ月間勤務していたという「実績が無い」にもかかわらず平均賃金を計算することはできないということです。

ゆえに、直前3ヶ月はフルタイム勤務であったならば、今現在がパートタイム勤務であっても、フルタイム時の平均賃金を使わざるを得ませんよね。


山口正博 社会保険労務士事務所
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