book98(1分単位で勤務時間を管理するときのバリエーション)






■すべてを1分管理にする必要は無い。


現状では、30分単位や15分単位で勤務時間を管理している会社が大部分です。

端数の処理も、15分単位の管理だと、5分や10分は切り捨てで計算されているでしょう。


ただ、一定のロットで時間を管理してしまうと、どうしても現実との誤差が生じますよね。

上記の端数計算では、5分や10分は切り捨てられるのですから、厳密には事実とは異なるわけです。

ちょっとした「勤務時間の踏み倒し」が起こるんですね。


そこで、勤務時間の管理を1分単位で実施しようという動きが出てきます。

現在では、1分単位の管理は義務ではないのですが、自主的に実施する企業もあります。








■どこから1分管理にするかを決める。


ただ、1分単位で時間を管理するとしても、会社によっては、すぐに全ての勤務時間を1分単位に切り替えるのは負担かもしれませんね。


そこで、どの部分から1分管理を実施するかを決めてみるのも有効な手段です。



例えば、

「所定外の労働時間(時間外勤務)だけに限定して1分管理を実施する」のもアリです。

時間外勤務をtightに管理することを目的としている職場ならば、使える方法ではないかと思います。



他にも、

「休日勤務だけを1分管理にする」とか、「深夜勤務だけを1分管理にする」というのも選択肢として検討できるのではないでしょうか。


さらには、「休日勤務の時間外部分だけを1分管理にする」というのもありそうです。


もちろん、所定内の勤務時間を1分管理にすることもできます。



勤務時間の1分管理といっても、選択肢が1つとは限られておらず、いくつかあるということは知っておきたいところです。


すべての時間管理を直ちに変えるのではなく、段階的に厳密にしていくという発想もあって良いのではと思います。



山口正博 社会保険労務士事務所
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