book92(中小企業緊急雇用安定助成金の教育訓練は1回で3時間以上必要)






■1回で6000円とはならない。


中小企業緊急雇用安定助成金では、教育訓練を実施すると、通常の助成金に1日6000円を上乗せするとなっています。

そこで、「ならば、1日60分程度の教育訓練でも対象になるのか」と考えるかたもいるようです。

しかし、事はそう簡単ではないようです。


60分の教育訓練で6000円を支給するのは明らかに過剰な支給ですから、そんな状況にはならないように仕組みは作られています。






■1回あたり3時間以上ならば、教育訓練になる。


教育訓練として認めるためには、「1日あたり3時間以上の訓練が必要」というのが労働局の判断のようです。


ただ、訓練施設やスクールの中には、「フリー受講」という仕組みで運営しているところもあります。


例えば、「いつでも、何時間でもお好きな時間に受講できます」というメリットを掲げるパソコンスクールなどですね。

フリー受講の制度だと、「何月何日に、何時から何時まで受講するのかを計画として事前に提示するのがやや困難になります。

となると、「計画の届出→計画通りに休業もしくは教育訓練→支給申請」というのが中小企業緊急雇用安定助成金の流れですから、計画設定ができないと不都合なわけです。


そこで、助成金の対象となる教育訓練にするためには、たとえフリー受講であっても「会社が事前に訓練の受講日を決める」必要があります。

ただ、受講証明書などがあればフリー受講でも構わないとも思えるのですが、
労働局ではやはり「事前の計画」を要求するようです。


「受講日を決めて、1回あたり3時間以上」という基準を意識すれば、助成金の手続きも進んでいくはずです。



山口正博 社会保険労務士事務所
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