book81(給与支払い曜日指定はダメだけれども、月末はOKの不思議)




■第4水曜日支払いはダメ、月末払いはOKの不思議。


労務管理では、「給与の支払日は一定期日に定めなければいけない」というのがルールです。

「毎月10日」とか「毎月25日」とか、「月末」といったように特定していなければいけないわけです。



例えば、第4水曜日が給与支払い日という設定はダメだということになります。



ただ、考えてみると、「月末払い」という設定も第4水曜日のように特定できていませんよね。


一口に月末と言っても、28日、29日、30日、31日というように4パターンあります。

となると、「月末払いではハッキリと支払日を特定できていないではないか」と指摘できるはずですよね。







■月末払いも支払日を特定できていないのでは?


なぜ、月末払いが良くて、第4水曜日というような指定がダメなのかを考えると、
要は「日にちのブレ」の違いではないでしょうか。

つまり、月末ならば4日の間でしかブレないが、第4水曜日としてしまうと4日を超えるブレが生じるということなのでしょう。


では、両者でどれほど「ブレの違い」があるか検証してみましょう。


まず、月末は、先ほど書いたように、28日、29日、30日、31日の4日間です。

一方、第4水曜日は、

(2009年度のカレンダーを基準にします)
1月:28日
2月:25日
3月:25日
4月:22日
5月:27日
6月:24日
7月:22日
8月:26日
9月:23日(祝日ですので、支払日は18日でしょうか)
10月:28日
11月:25日
12月:23日(祝日ですので、支払日は22日でしょうか)


以上を勘案すると、9月はイレギュラーなデータとして捨象するものとすれば、早い時は22日で遅い時は28日が支払い日になりますね。

つまり、22日~28日の7日間のブレが生じるということになります。


確かに、月末払いよりもブレが大きくなっていますね。


ただ、給与の締め日が一定ならば、支払日が少々変動しても支払額に影響はありませんから、「ブレの違い」を理由に両者を分けるほどでもなさそうではありますが、、、


山口正博 社会保険労務士事務所
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