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日給制、月給制、日給月給制の3つを分けて理解する

 

日給制、月給制、日給月給制の3つを分けるのがキモ。

給与の形態は、大きく分けると5つになります。

時給制、
日給制、
月給制、
日給月給制、
年俸制。

時給制と年俸制は仕組みが分かりやすく誤解することはないのでしょうが、
残りの3つは時に誤解を招くことがあるようです。

給与の形態を理解する時には、
日給制、月給制、日給月給制の3つを分けるのがキモとなります。

特に日給月給制が分かりにいことが多いようです。

 

 

仲間外れは「月給制」。

まず、日給制と月給制の違いは、「安定感」です。

日給制だと、忙しく仕事が多い時期には給与が増えますが、一方で、仕事が少ない時期には給与が減ります。

つまり、1日単位で給与の計算をしているということです。

また、支払いも1日単位になっているはずです(日雇い勤務)。

忙しい時には有り難い仕組みですが、仕事が減ると困ることがあるのが日給制ですね。


一方、月給制だと、仕事の繁閑に関係なく、毎月一定の給与が支払われます。

月給30万円と決めているならば、忙しい月も30万円、暇な月も30万円ですから、給与額が安定します。

毎月一定の支払い(ローンなど)がある人にとってみれば、安定的に給与が支払われるのは助かりますし、先の見通しも立て易いですね。

ただし、忙しい時期が続くと、実際の仕事とその対価がアンバランスになっていると感じますから、不満感がでることもあります。


また一方で、日給月給制だと、日給制をベースにして、支払いだけを1ヶ月単位にすることができます。

給与の計算は1日ごとに行うが、支払いは1日ごとではなく1ヶ月単位で行うという仕組みです。

つまり、日雇いの性質を維持しながら、給与の支払いを遅らせることができますので、会社にとっては都合が良い(キャッシュアウトは毎月1回だけだから)わけです。

特に、建設業では日給月給制を採用している企業が多いようです。

 

 

月給制だと安定感が増す。

一方で、日給の性質を持っていると、給与が月ごとに変動してしまうし、支払いも1日ごとになる。

そこで、日給月給制を使うと、給与の計算は1日単位で行い、支払いは1ヶ月単位で行うことになるという日給制と月給制のおいしいとこ取りになるわけです。

ただ、日給月給制というのは実態は日給制ですから、月給制ほど安定感はありません。

 

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