book71(休日を有給休暇にしても月給制の給与は変わらない?)


■休日を有給休暇に変えたときに、給与も変わるか。


月給制の会社で、休日が月9日(公休と週休)と設定されていると仮定します。

そこで、ある社員さんが有給休暇を使うことになり、その人は9日の休日のうち1日を有給休暇として扱いたいと考えたとします。

つまり、1日分の休日を有給休暇に切り替えるということですね。


では、この場合、給与はどのように変化するのでしょうか。



「月給制であり、勤務日が増えているわけではないから、給与は変化しない」と判断すべきでしょうか。

それとも、

「確かに月給制だけれども、無給の休日が有給の休暇に変わったのだから、月間の給与に1日分の給与が追加的にプラスされる」と判断すべきでしょうか。


なお、今回は、休日を有給休暇に変えることを会社が許していると仮定します。





■人事予算が変わるとしても、帳尻を合わせる。


結論を言えば、無給が有給に変わったのですから、追加的に1日分の給与をプラスするのが正しいです。


本来、休日に有給休暇は使えませんが、会社が許せば、休日に有給休暇を充てることも可能になります。


ただ、休日を有給休暇に変えてしまうと、月間の人事予算とのズレが生じます(特に、月給制の場合)ので、会社によっては都合が悪いかもしれませんね。



もし、月給制を固持したいと会社が考えるならば、休日に有給休暇を充てることを禁止すべきですよね。


しかし、月給制だが、休日に有給休暇を充てることを許すならば、月の給与に有給休暇の分だけの給与を加算する必要があります。

山口正博 社会保険労務士事務所
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