book69(1時間だけの勤務でも深夜割増手当は必要)


■深夜勤務は「深夜」であって「時間外」ではない。


22時から仕事を始めた場合、深夜手当は必要なのか、それとも不要なのでしょうか。


例えば、居酒屋やラーメン店のように、夜の勤務が主体の仕事だと、
22時以降から始業することもあるでしょう。


中には、1日に8時間を超えない勤務ならば、手当は必要ないと思っている人もたまにいらっしゃいます。

夜がメインだから、基本部分の給与だけ支給しているというお店や会社もあるようです。


つまり、時間外手当と深夜手当が連動するものと捉えているのでしょうか。







■8時間を超えていなくても、深夜割増手当は必要。


結論から言えば、深夜割増手当は、「特定の時間帯」に勤務したことに対して支払われるものですから、時間外手当のように8時間を超えたという事実は必要ありません。

8時間を超えたかどうかは、時間外手当を支給する際には考えなければいけませんが、深夜手当を支給する際には考慮しません。


ましてや、時間外手当と深夜手当が連動するなどということもありませんので、誤解しないように注意して下さい。


ゆえに、22時~5時(例外:23時~6時)の時間帯に勤務したときは、たとえ1時間だけの就業であっても深夜手当は必要になります。


なぜこのような仕組みになっているかと言うと、時間外勤務よりも深夜勤務の方が身体的な負担が大きいために、時間外よりも深夜の方がより保護の度合いが強くなるためです。




山口正博 社会保険労務士事務所
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