book58(フレックスタイム制で半日有給休暇を使うにはどうするのですか?)


■どの時間に有給休暇を充当するか。



ある会社で、1日の所定労働時間が8時間と仮定します。

また、その会社では、フレックスタイム制度を採用しています。


コアタイム:11時~16時の間で、連続する4時間(昼休憩1時間を含む)
フレキシブルタイム:所定労働時間からコアタイムを除いた4時間


という設定の場合に、半日の有給休暇を取得するとなると、どういう処理になるのでしょうか。



1日8時間だから、コアタイムを全て休んだと扱うのか、

それとも、フレキシブルタイムを全て休んだと処理するのか。

はたまた、コアタイムを半分、フレキシブルタイムを半分というように、それぞれの時間を半分にして処理するのか。


意見や判断が分かれる場面ですよね。







■時間数を合わせるのがキモ。



3つの選択肢を比べると、コアタイムを全て休んだと扱う方が社員さんにとっては利点がありますよね。

残るのはフレキシブル部分だけですから、働きやすいです。


ただ、コアタイムを全て休むと欠勤になるという扱いをしている会社もありますから、簡単には片付けられないですね。



一方、フレキシブルタイムを全て休んだと処理すれば、会社側の取り扱いは簡単です。

残るのはコア部分だけですからね。


ただ、フレックスタイム制を採用しているにもかかわらず、1日とはいえ、フレキシブルタイムがゼロになるのは何となく腑に落ちませんよね。



そこで、コアタイムもフレキシブルタイムも共に1/2(半分)にする、というのも一つの方法ですが、
会社も社員さんも共に面倒になりますよね。



結論を言えば、「半日有給休暇=4時間分の勤務に相当」という関係が維持されていれば、上記3つの方法ならどれでも選択できるということです。


どの選択肢も利点と欠点がありますから、各会社ごとに、受け入れることができる選択肢を用いれば良いのではないでしょうか。

山口正博 社会保険労務士事務所
大阪府大東市灰塚6-3-24
E-mail : mail@ymsro.com

© 社会保険労務士 山口正博事務所