book54(結婚休暇の行使時期と有効期限)


■結婚休暇は1年後でも使えますか?、、、2年後でも使えますか?


大きめの会社となると、有給休暇だけでなく特別休暇も充実しており、その中には結婚休暇のメニューもありますよね。


ただ、結婚休暇のルールを、単に5日付与するとか、7日付与するというように決めているだけだと、運用に支障が出ることもあるようです。



例えば、

継続して結婚休暇を取得しないといけないのか、それとも分割で取得しても良いのかという点がまず疑問ですね。


他の点では、いつまでに取得しないといけないのかということも分かりませんよね。

3ヶ月以内か、6ヶ月以内か、それとも1年以内か。

つまり、結婚休暇の有効期限が決められていないということです。



「連続取得限定か、それとも分割取得を認めるのか」
「権利取得後、いつまでに休暇を使うべきなのか」


この2点を決めていないと、結婚休暇の運用で困ることもあるでしょう。








■特別休暇は会社が決めなければいけない。


特別休暇の設計や運用では、労働基準法のように頼れる存在がありませんので、会社が独自でルールを作る必要があります。


休暇を取得する条件、休暇の日数、有給or無給、連続取得or分割取得可、休暇の有効期限、、、

などなど、決めるべき項目はいくつかあるんですね。

これらをキチンと決めていないと、想定していなかったイレギュラーな状況になって困ってしまうわけです。



例えば、「連続取得限定か、それとも分割取得を認めるのか」という点を決めるとすると、


「休暇の取得は連続取得を原則とします。ただし、会社が認めたときは2回までの分割取得を可とします」

このように、限定的に分割取得を可能をするのも良いですね。


もちろん、

「休暇は連続して取得するものとします」というように、連続取得のみをメニューにすることも可能です。



一方、「権利取得後、いつまでに休暇を使うべきなのか」という点を決めるとすると、

「休暇は入籍、結婚式又は事実上の結婚生活に入った最も早い時期から3ヶ月までの間に取得すること。なお、3ヶ月を経過した時点で休暇は消滅します」


これは、有効期限の起算日を決めて、そこから有効期限を決めるという方法ですね。

ちなみに、起算日というのは意外と重要ですから、具体的に決めて欲しいところです。



結婚休暇に限らず、会社で特別休暇のルールを決めるときは、「キッチリ詰める」ということを意識して作り上げて下さい。

山口正博 社会保険労務士事務所
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