book44(有給休暇を会社が推奨することはできるか)


■「おすすめ日」を設定する。


日曜日が定休日の会社で、金曜日や土曜日に「有給休暇取得のおすすめ日」を設定することがあるようです。

これを「有給休暇推奨日」と呼ぶ会社もあるようです。



推奨日を設定するということは、有給休暇をコンスタントに消化しようという会社側の工夫なのでしょう。

なかなか、良い工夫ですよね。

一般に、有給休暇は使いにくいという雰囲気が出やすいものですから、会社側で有給休暇を使えと煽るのはむしろ望ましいです。




では、日程を特定して有給休暇を推奨することは可能なのでしょうか。

有給休暇は自由利用を原則としているので問題となります。







■強制力がなければ推奨も可能。


結論から言えば、推奨日を設けること自体は構いません。

ただし、推奨日に有給休暇を取得することを強制することはダメです。


例えば、「有給休暇推奨日に会社へ出社することは禁止します」というようなルールを設けて強制するのは避けなければいけません。



ただ、有給休暇の推奨日を設けて取得を促進するのは好ましいことですので、ぜひ進めて欲しいです。

言うなれば、「推奨はOKだが、強制はNG」ということです。


金曜日や土曜日に推奨日を設ければ連休を作りやすくなりますので、なお好ましいです。



何らかの工夫でもって、有給休暇の取得に伴う心理的障壁を取り除くのは有効です。


有給休暇を使わないのは心理的障壁(周りの人が使っていないとか、上司が使っていないとか、会社が有給休暇について説明していない)が主な理由ですから、推奨日の設定はオススメです。





山口正博 社会保険労務士事務所
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