book30(有給休暇の残日数は必ず告知してほしい)


■残日数は聞きにくい。

「あの~、有給休暇を使いたいんですけど、何日ありますか?」
「有給休暇ってあるんですか?」

こんな質問は、とても気が引けるものですよね(真っ当な質問なのですが)。


大きな会社だと、総務部や人事部が独立して設置されており、
有給休暇のことでも気軽に聞けるはずです。

社員同士ですから、 気兼ねがありません。


しかし、小さな会社、特に10人未満の会社だと、社長が事務を
統括していることも多く、有給休暇についても社長に直接聞かないと
いけませんよね。

このような会社だと、「有給休暇?何言ってんのあんた」
なんて社長から言われたらどうしましょう、とビクビクしないといけません。


こんなことは十分あり得る状況ですよね。

小さな会社で、有給休暇の残日数を告知していないとなると、
有給休暇の取得率は限りなくゼロに近い状態になるかと思えます。

また、残日数を告知 しないことが、ある種の「有給休暇の取得妨害」に
なっていることもあるのです。

何日あるのかを知らせないと、社員さんは有給休暇を使えません。

お店で値段の付いていない商品を買えない(買えるんだろうけど躊躇する)の
と同じですね。


私の経験だと、有給休暇なんて無い、という雰囲気の会社もありましたね。
(余談ですが、週1日勤務のパートタイマー社員さんでも有給休暇はあるんです。有給休暇の比例付与と言います)






■給与明細に手書きでもOK。

告知といっても、何も口頭で、かつ、各社員個別にしていく必要はありません。

具体的には、給与明細の端っこの所に、有給休暇の残日数を書いておくだけでも、
有給休暇の取得は進みます。

これだけでも、社員さんにとってはありがたいですね。


理想を言えば、事務的に有給休暇を使える環境を作るというのがミソですね。

社員:「有給休暇を取ります」

事務:「はい、手続しておきます」 、、、終わり。


こんなやり取りで有給休暇が取れるというのが最も望ましいです。

山口正博 社会保険労務士事務所
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