book18(労災補償を打ち切って健康保険)


業務上災害によって、継続的に治療が必要な怪我を負った。

しばらくして、会社より、
労災補償を打ち切って健康保険で治療を続けてくださいと言われた。


業務上負った怪我なのになぜ健康保険を使うのか?



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労災として治療すれば、治療の際の費用負担はありませんが、
健康保険だと3割なりの自己負担がありますよね。

今回の場合、
継続的な治療が必要ならば、労災を健康保険に切り替えたりはできない
のが通常です。

もし、切り替えよ、と言われたら、担当医と相談の上、労働基準監督署に
労災の申告をするのが適当です。

その際、勤務先の証明が必要になりますが、勤務先から労災補償を打ち切ると通告されたとするならば、もらえないこともあるでしょう。
その場合は、労働基準監督署にて、証明が貰えないと説明すれば、対応してもらえます。



なぜか労災を使いたがらない会社もありますね。

労災といえども保険ですから、事故が起きれば、保険料が変動する場合もありますし、
労働基準監督署からも安全基準に関する注意を受けることがあります。

「労災隠し」なども未だにあるようですが、メリットはほとんどありません(発覚した時のリスクが大きい)ので、やめていただきたいものです。




山口正博 社会保険労務士事務所
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