book14(有期雇用契約の年次有給休暇)




1年毎に契約を更新している場合、有給休暇が使いにくくなる場合があるようです。
契約を更新するたびに、「新規雇用契約」との扱いをしている場合がそうです。


新規雇用契約という扱いにしてしまうと、6ヶ月を経過しないと有給休暇が付与されない(最初の有給休暇)ですし、残りの契約期間である6ヶ月間で有給休暇を消化しないといけなくなります(1年たてば、また契約更新になってしまいますので)。

また、1年毎に新規契約という扱いをしていますので、有給休暇を次年度へ繰り越すこともできません

確かに、使いにくい有給休暇ですよね。



今回の場合、
たとえ、契約更新をしていても、更新することが原則となっているならば、有期の雇用契約であっても期間の定めの無い雇用契約と同視されることがあります。

ですので、例えば、1年契約を3回繰り返しているならば、3年間継続して勤務しているという扱いになるのです。1年でいったん辞めて、また働く等のように、途中で退職している人は除きます。

この場合、有給休暇は、最初の6ヶ月で10日間。1年6ヶ月目で11日間。2年6ヶ月目で12日間となります。また、最初の10日を使わず、1年6ヶ月に達すると、10日+11日=21日となります(次年度への繰り越し)。


半年や1年で契約を更新している場合には少し注意が必要です。

山口正博 社会保険労務士事務所
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