book13(1分単位での時間管理のススメ)



■仕事時間を管理する際には、「30分未満の切捨てはダメ」となっていますが、
では15分未満なら切り捨ててよいのかというと、そうでもない。

今現在は、15分単位で時間管理することが認められてはいますが、あくまで便宜的なものでしかありません。15分単位で計算し、10分を切り捨てても良いかと言われれば、良いとは言えません。


分単位で、タイムカード等を使って管理しているわけですから、細かく時間を管理することはできないということはないでしょう。ですので、給与も1分単位で支払うのが妥当です。




■「そのような処理では事務が複雑になる」、という意見もあるかもしれません。
しかし、意外と、細かいことで社員さんの働くモチベーションというものは低下するものです。

例えば、「5分前出勤、5分後退勤」などとしてしまうと、トータルで10分の未払い時間が発生しますね(細かいことですが)。

私も経験がありますが、5分前に出勤させて、終業時には明らかに終わらない作業を任せられる。その結果、5分から10分オーバーで仕事が終わる。さらに、はみ出した時間分の賃金は払わない。これを意図的に行っている企業もありますので、注意が必要です。




■1分単位の管理には利点もあります。

当然ですが、1分単位で賃金を支払っていれば、別に5分前に出勤しても、5分遅れで退勤しても構わないでしょう。キッチリと計算に含まれますからね。


ちなみに、15分単位で時間管理していると、15分というキリのいい時間までわざわざ時間を延ばす社員が出てきますので、会社にとっては有難くありません。

「あっ!、15分まであと5分ある。ウロウロして時間を潰そう」と社員は考えるんです(私も学生時代はそうでした)。

社員さんの時間も勿体無いですよね。

キッチリした方が結局はトクということです。

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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