book 2(金利の力)

■金利の力



今回は、資産を運用する際の金利の威力についてです。

金利というと、住宅ローンや銀行の預貯金金利、消費者金融ローンなどをイメージするかと思います。通常、金利という場合、「単利」ではなく「複利」を意味 します。「単利」の場合、利息は元本に組み入れません。しかし、「複利」の場合、利息は発生のたびに元本に組み入れられます。そのため、元本がどんどん大 きくなり、それと同時に、利息額も大きくなっていきます。



住宅ローンの場合

 借入額(万円) ローン金利   借入期間 総返済額(万円)  返済増加額(万円)
2,000   4%  30年  3,470  1,470
 3,000  4%  30年  5,200  2,200
 4,000  4%  30年  6,940  2,940


住宅ローンの場合、金利が低くても借入期間が長期間に及ぶため、総返済額は借入額のおよそ1.7倍程度まで増加してしまいます。


消費者金融の場合

借入額(万円)  借入金利  借入期間   総返済額(万円) 返済増加額(万円) 
 50  29.2%  3年 79.4   29.4
 100  29.2%  3年  158.7 58.7 
 300  29.2%  3年  474.4 174.4 
 500  29.2%  3年  793.6 293.6 


返済総額は、元本のおおよそ1.6倍になっています。この場合、借入期間が短いですが、借入金利が高いため、返済総額が大きくなっています。

(補足) 利息制限法に基づいた場合

 借入額(万円) 借入金利  借入期間  返済総額(万円)  返済増加額 
 50 18%   3年  69 19 
 100  15%  3年  131.4  31.4
 300  15%  3年  394.2 94.2 
 500  15%  3年  657 157 


利息制限法に基づけば、返済総額は、おおよそ1.3倍になります。


以上のような考え方と同じ仕組みで資産を運用すれば、私たちも資産を育てていくことができます(消費者金融のようにはいきませんが、、、)。

例えば、、、

毎月2万円を3%で10年間積み立てて、運用していくと、、、、

10年後には、約283万円(元本部分240万円)にまで資産が育ちます。


5%で積み立てれば、、、

10年後には、約317万円(元本部分240万円)にまで資産が育ちます。


3% や5%での運用なんて難しいでしょう??という方もいるかと思います。もちろん、預貯金では、実現不可能です。実現するには、投資信託での運用や個別株 式、為替などでの運用が必要になります。「投資は難しい」と思わずに何でも「知ってみよう」「やってみよう」という気持ちが大事です。

山口正博 社会保険労務士事務所
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