どんな仕組みなの?



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確定給付企業年金は、一定額の退職金目標水準を想定し、その目標水準に向けて企業が主体となり、掛金を拠出する制度です。確定拠出年金と違い、従業員側にて年金資産を運用する必要は無く、企業側が包括的に制度の運用責任を担います

また、本制度では、適時、財政検証及び決算報告がなされ、加入者保護の側面が強い制度です。他方、掛金に上限額が無いので、業績が良好な企業に馴染みやすい制度です。

確定給付企業年金には、「規約型」「基金型」という2種類の設立形態があります。新規に確定給付企業年金を導入する場合は「規約型」、厚生年金基金から代行返上した場合は「基金型」を採用するケースが多くなっています

規約型確定給付企業年金の全体図
 
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※規約型の場合、金融機関主導で制度運営されます。事務的な負荷は、基金型に比べ軽く、運営も容易です。


基金型確定給付企業年金の全体図

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※基金型の場合、基金主導で制度運営されます。自社とは独立した基金を設立するのが特徴です。



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確定給付企業年金は、厚生年金保険の被保険者を対象者にしています。また、確定給付企業年金の規約に役員加入の旨を定めた場合、企業の役員の方も加入できます(掛金の損金算入も可能)。原則として、全員加入ですが、規約に定めた上での任意加入も可能です。

加入人数に制限は無く、加入者1人でも確定給付企業年金を導入することは可能です。ただし、確定給付企業年金契約を受託する金融機関によっては、一定数以上の加入人数を要求されます。



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確定給付企業年金の掛金は、定額の掛金ではなく、年金の給付水準によって変動するのが特徴です。

計算式で表すと、

【掛金×予定利回り=予定給付額】という式をベースに考えると、
【掛金=予定給付額/予定利回り】という計算式になります。

つまり、予定給付額を一定として考えると、


▽  ▽  ▽  ▽  ▽  ▽
予定利回りを低くする=掛金が増加する。
予定利回りを高くする=掛金が減少する。
△  △  △  △  △  △


という関係になります。

一般に、財務体力のある会社の場合、掛金を多く負担できますので、予定利回りを低く(1%〜2%程度)設定する傾向があります。また、予定利回りを低くすると、掛金の負担は大きいのですが、年金資産の運用状況にブレが生じにくく、安定感が増します。

一方、財務体力の劣る会社の場合、掛金を多く負担できませんので、予定利回りを高く(3%〜5.5%程度)設定する傾向があります。また、予定利回りを高くすると、掛金の負担は軽いのですが、年金資産の運用状況にブレが生じやすくなります。


「確定給付企業年金を導入すると、掛金が大幅に増加する」と解釈される場合が多いようですが、必ずしもそうではありません。
掛金が増加するのは、予定利回りを5.5%から2%程度まで低下させる等の設計によるものです。つまり、給付額を変えずに、予定利回りを低く設定すると、上記の計算式のように、掛金は増加します。
掛金が増加するには理由があるということをご承知下さい。

予定利回りは、低い方が望ましいですが、財務状況と照らし合わせて決めるのが良いでしょう。


確定給付企業年金を導入するメリットは?⇒